引越しをするとマイナンバーの手続きが必要になります。
また、マイナンバーカードとマイナンバー通知カードでは手続きの方法が違います。
今回は引っ越し時のマイナンバーの手続きと申請方法を紹介します。
引っ越し時に必要となるマイナンバーの手続きと申請方法
引越し時にはマイナンバーカード、通知カードの住所変更が必要です。
マイナンバーは日本で住民票を持つ各個人に割り当てられている番号で、引っ越ししても番号は変わりません。
しかし、引っ越しをするとマイナンバーカードやマイナンバー通知カードに記載されている住所の変更手続きが必要です。
マイナンバー通知カードのみを持っている場合
通知カードのみを持っているかたは、引っ越し先の市区町村役場の戸籍住民課窓口、またはマイナンバー専用窓口などで住所変更の手続きができます。手続きをすると、カードの裏面の追加領域に新しい住所が記載されます。
手続き場所
引っ越し先の市区町村役場の戸籍住民課窓口、またはマイナンバー専用窓口
手続き期限
引っ越し後14日以内
代理人の場合
委任状、代理人の印鑑、代理人の身分証明書
持参するもの
同一世帯の家族全員分のマイナンバーカード、または通知カード
運転免許証などの身分証明書
転出証明書
手数料
無料
マイナンバーカードを持っている場合
マイナンバーカードの住所変更をする際も引っ越し先の市区町村役場の戸籍住民課窓口、またはマイナンバー専用窓口で住所変更を行います。
必要な書類は通知カードの住所変更に必要なものと同じです。
ただし、マイナンバーカードの手続きには気を付けるべき点があります。
引っ越し後90日以内に手続きが必要な点と、写真付のマイナンバーカードには有効期限がある点、申請中は受け取りまで完了しないと無効になる点です。
マイナンバーカードには有効期限があり、20歳未満のかたは発行から5回目の誕生日まで、20歳以上のかたは10回目の誕生日までです。
有効期限を過ぎた際は、カードの更新が必要です。
更新時期が引っ越しと重なる場合は、一度に更新が可能です。
申請中に引っ越しをして住所が変更になった場合はカードの申請が無効になるため、受け取り完了まで引っ越しは待ちましょう。
カードの受け取りはすぐにはできず、1か月以上かかる場合もあるため、窓口で確認してください。
引っ越しをすることによるマイナンバーカード取得申請への影響と対策
マイナンバーカードの申請は郵便、パソコン、スマートフォン、照明用写真機の中から選択できます。
ところが引っ越し後に申請をする場合、スマートフォンと証明用写真機からの申請ができなくなります。
引っ越し後に申請をする場合は、郵便かパソコン、スマートフォンの場合は交付申請書に記載されたID入力による申請に限られます。
市区町村によっては手書きの申請書のみが交付されるので、郵便のみという場合もあります。
引っ越し後の郵便による申請方法
以前の住所あてに届いている「個人番号カード申請書」は使用できないため、新たに市区町村の窓口で渡される交付申請書を使用する
マイナンバーカードの総合Webサイトでダウンロードできる「手書き用の交付申請書」を使用する
以上の二つの方法があります。
マイナンバーカードが新たに発行されるのに約3週間~4週間はかかるため、早めに済ませましょう。
また、マイナンバーカードや通知カードを忘れた場合でも転居届を出すことはできます。
改めてマイナンバーカード、通知カードを持参して住所変更を行うようにしてください。
さらに海外へ引っ越しをする場合はマイナンバーカード、通知カードは返納する必要があります。
また、日本へ戻ってきた時は転居前と同じナンバーを使用することになります。
結婚で名前が変更になる場合はマイナンバーカード、または通知カード、本人確認書類(住民票、戸籍謄本)を持参して手続きを行いましょう。
まとめ
引っ越し時のマイナンバーの手続きと申請方法について見てきました。
引っ越し時のマイナンバーの手続きと申請方法内容をまとめると以下のようになります。
- 引越し時にはマイナンバーカード、通知カードの住所変更が必要
- マイナンバーカードには有効期限がある
- 申請中に引っ越しをしてしまうと、その申請は無効になる
マイナンバーカードや通知カードの手続きは、受け取り完了まで約1か月かかる場合があります。
申請中で引っ越しをしてしまうとせっかくの申請が無効になり、手続きが面倒になってしまいます。
申請してから完了までの時間を見て引っ越しを検討してください。