赤帽の引越しの特徴、引っ越しコースと料金相場

赤帽は、全国赤帽自動車運送協同組合連合会という個人事業主で構成されている協同組合組織です。

組合員それぞれが独立したオーナーで、仕事の拠点は赤帽からの依頼と組合員が直接仕事を受けることも可能です。

今回は赤帽の引っ越しの特徴、引っ越しコースと料金相場を紹介します。

・赤帽の引越しの特徴と引っ越しコース

赤帽の引っ越しは、ファミリーの引っ越しや単身者でも大きな荷物を運びたいかたなど、様々な引っ越しに対応できます。

赤帽車の軽トラックの最大積載量は350㎏で大型家具も運び出すことが可能です。

引っ越しの目安は乗用車やタクシーでは運べないが、大きなトラックを頼むほどではない、単身で大きなベッドや本棚を運びたいかたに最適です。

また、料金も低価格で抑えることができるため引っ越しの料金をできるだけおさえたいと考えているかたにもおすすめです。

ただし、荷造り等は全て自分ででき、当日の時間に余裕のあるかたがおすすめです。

家具や家電も運ぶことはできますが、軽トラックなのであまりたくさんの荷物を一度に運ぶことは不可能です。

比較的大きなものでも荷物が少なめで自分で軽トラックを借りて運搬するには自信がない、とお考えのかたにおすすめします。

さらに赤帽の引っ越しはお客様自身が引っ越しを手伝うことで作業のスピードが上がります。

一般的な引っ越し業者は作業員が二人以上いることがほとんどですが、赤帽はドライバー一人が作業員です。

大きな家具や家電を運ぶには人手が必要になります。

赤帽に引っ越しを依頼するときは、自分も引っ越し作業に参加する気持ちでいることが大切です。

引っ越しのコースは、大きく分けて単身引越と家族引越の2種類があります。

見積もりは赤帽のインターネットWebサイトで引っ越し予定日の1か月半前から取ることができます。

赤帽のWebサイトには全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会のものと、各個人事業主で運営しているものがあります。

協同組合で行っているものは見積もり後、引っ越しの拠点によってランダムに個人事業主に依頼され、各個人で行っているものは、直接Webサイトの運営者（個人事業主）に見積もりや依頼ができます。

コースは2種類ですが、個人事業主によって以下のようなコースとサービスがありますので参考にしてください。

ミニ・シングル引越パック　料金8,600円～
赤帽ファミリー引っ越しパック　料金25,000円～

粗大ごみの引き取り

どうしても期日が間に合わない場合の粗大ごみの引き取りをしてくれるサービスです。

冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビはリサイクル法により規定の料金がかかります。

タンスやソファーベッド、本棚などの大型家具の引き取りサービスもありますので電話で尋ねてみてください。

エアコン工事

エアコンの工事は取り外し工事が料金7,000円～、廃棄処理が料金3,000円～です。

取付工事もありますが取り付けは電話で依頼してください。

・赤帽の引越しの料金相場（単身・ファミリー）

赤帽の引っ越し料金の相場は、同都道府県内20キロ未満の近距離で平日約15,000円です。

またファミリーは都内の移動で25,000円からトラック2台で引っ越しが可能です。

ただし、基本的に赤帽は個人事業主でドライバー一人で引っ越しを請け負うため、荷物量が極端に増えたり、大型荷物がたくさんあると返って普通の引っ越し業者よりも作業に時間がかかり料金は同じくらいかかります。

ファミリーでも極端に荷物が少なくまとまっていたり、大型家具がないというかたは比較的安くなる可能性は十分あります。

ただし夫婦と子どもの四人暮らしで普通に生活している家庭の場合は特殊なケースとなり、料金も安いとは限りません。

まず電話で細かく家具や家電がいくつあるのか話をして見極めるようにしてください。

単身者の引っ越しで赤帽の方が良いケース、引越し業者の方が良いケース

単身者の引っ越しで赤帽が良いケースは、主な荷物が小型ダンボールやバッグ、紙袋を合わせて20個以下、これらの荷物に小型の家電を1～2点追加する程度の荷物量で移動距離が20㎞以内のかたです。

これ以上の荷物を運びたいという場合の目安は、小型家具や家電を1点追加するごとにプラス約2,000円加算していくと余裕のある見積もりの目安となります。

赤帽の方が良いケース

荷物がダンボールと一つか二つの小型家電か家具くらいで収まる

移動距離が20㎞以内荷造りは全部自分でできる

当日手伝うことができる

上記を参考に、赤帽に依頼するかどうか検討してください。

また、引っ越し業者の方が良いケースは、荷物が多く、時間のないかたです。

赤帽はドライバー一人で作業をしますので、どうしても時間がかかります。

荷物が多ければ多いほど運び出すのに人手も必要になり、自分で動かなくてはならない可能性もあります。

単身のかたでも荷物が多く、時間のないかたは荷造り自体ができない可能性があるので、引っ越し業者に依頼することをおすすめします。

引っ越し業者の方が良いケース

荷造りをする時間がない

当日手伝うことができない

当日時間がかかりすぎると困る

移動距離が遠い

荷物が多い

以上に当てはまるかたは引っ越し業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

赤帽の引越しの特徴、引っ越しコースと料金相場について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

赤帽は個人事業主で構成される協同組合組織で運営されている
赤帽はダンボールのみの引っ越しや、小さな家電の引っ越しに適している
ドライバー一人で引っ越し業務も兼ねるので、基本的にお客様にも引っ越しを一緒にやってもらう

赤帽の引っ越しは、個人事業主が行うため、やり方やコースはそれぞれの方針に任されています。

ただし、引っ越しの中でも適したものとそうでないものがあるので、Webサイトで見積もりを取ったあとに必ず電話で話をしてください。

相談に乗ってくれることも様々なので、サービスの種類も個人によって違いがあります。

また、安い料金とは言われていても条件が合わないと料金は高くなってしまう可能性があるので、その場合は引っ越し専門の業者へ依頼することも考えましょう。