引っ越しで荷物を運び出すには、ダンボールは欠かせないものです。
しかし、ダンボールもうまく使わないと個数ばかりが増えてしまい新居で開けるのに時間がかかってしまい処分も大変です。
今回は引っ越し時のダンボールの梱包方法、入手方法、処分方法についてご紹介します。
引っ越し時のダンボールへの梱包方法と注意点
引っ越し時のダンボールへの梱包を間違うと破損してしまったり、ダンボールが壊れてしまったり、トラブルの原因になってしまいます。
ダンボールを正しく使うことで運びやすさも変わってきます。
第一にダンボールを組み立てるときの底の止め方ですが、底はきちんとテープで十字に留めましょう。
はじめにダンボールのふたの短い方を折り曲げ、次に長い方を折り曲げます。
そしてガムテープでないほうの合わせたところを一直線に止めます。
二番目に直線に留めた箇所に対して十字になるように短いほうも留めます。
このように十字にすることによって強度も増しますし、引っ越しが終わった後のダンボールの片付けもしやすいので参考にしてください。
次に組み立てる個数も大切です。
一度にたくさん作っておく方が効率的だと思われるかもしれませんが、ダンボールをたくさん作りすぎると足の踏み場が少なくなってしまい、安全に引っ越しすることができなくなってしまいます。
できるだけスペースを空けることを重視して作業を行うようにしましょう。
三番目はダンボールのサイズと中に入れるものですが、小さなダンボールには重たいものを入れ、大きなダンボールには比較的小さめで軽いものを入れるようにしましょう。
大きいダンボールに重たいものを入れてしまうと運び出すのにとても大変ですし、底が抜けてしまう可能性があります。
荷造りをしているときに重ねながらできるように、ダンボールの組み立てはできるだけ丁寧にすると途中で壊れたりせず、安心して荷物を運び出すことができます。
作業はできるだけ丁寧に無駄のないようダンボールに詰めましょう。
最後に、ダンボールの中身がわかるようにすることもとても大切な作業です。
書き方は様々ですが、すぐに使用すると思われるものにはガムテープの色を変えて目立つようにすると良いでしょう。
ファミリーの引っ越しで荷物が多い時は、名前と中身を書くことや、リビング、トイレなどの場所を書くことで新居に行ってからの作業がはかどります。
引っ越し用ダンボールを自分で入手する方法、無料で入手する方法
引っ越し業者に頼まないで引っ越しをする場合、必要なダンボールは自分で用意することが一般的です。
ダンボールは通販やホームセンターで販売されているので購入することができます。
通販では、かさ張るダンボールを持ち運びする必要がなく、全て届けてくれるので時間のないかたにも便利です。
また、無料で入手したいというかたは、スーパーやカーショップにもらいに行くと良いでしょう。
引っ越しの荷物によっては入れにくいものもあるかも知れませんが、事前に引っ越しのダンボールを探しているということをお店の人に伝えておくと取っておいてくれるものです。
ただし、引っ越しの荷物を入れるのに向いているダンボールとそうでないものがあります。
引っ越しに向いているダンボールは、飲料、スナック菓子、紙おむつ等のダンボールです。
飲料は底がしっかりしているので重たいものを入れることができます。
また、スナック菓子のダンボールの大きさは運ぶのに適した大きさの物が多く、扱いやすいです。
さらに紙おむつ用のダンボールは大きいので、軽くて大きいものを入れるのに最適です。
引っ越しに向いていないダンボールは、野菜や果物のダンボールや、ティッシュ箱のダンボールです。
これらのダンボールは野菜や果物の汚れがついているものが多く、ティッシュ箱のダンボールは薄くできていて形が崩れやすいので気を付けましょう。
自分でダンボールを手配する時のポイントは、できるだけ同じくらいのサイズを揃えることです。
どんな引っ越しでも、ダンボールは必ず積み重ねて置く可能性があるため、崩れてこないような大きさのダンボールを選ぶようにしましょう。
また、ダンボールだけでなく梱包材も忘れずに準備することが大切です。
テープ、ロープ、エアキャップ、新聞紙、ジッパー付保存袋など、中身ができるだけ動かないように梱包することで破損を防ぎます。
特に割れ物はエアキャップや新聞紙できちんと梱包して衝撃から保護することが大切です。
引越し後のダンボールの処分方法と注意点
次に引っ越しに使ったダンボールの処分は、ダンボールはかさ張るのであまり長時間家に置きたくないものです。
引っ越し業者に引っ越しを依頼した場合、使用済みのダンボールを引き取ってくれます。
引き取り期限があり様々なため、業者にあらかじめ聞いておきましょう。
また、自分でダンボールを手配したという場合、古紙回収業者か、不用品回収業者が引き取りをしてくれます。
引き取りの日時は業者や地域によって様々です。日時を調べてきちんとまとめ、回収置き場に出すようにしましょう。
まとめ
引っ越し時のダンボールの梱包方法、入手方法、処分方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ダンボールは正しく組み立てると使いやすい
- ダンボールを入手するときは、大きさや厚みに気を付けること
- ダンボールを自分で処分するときはきちんとまとめて引き取り日時を守ること
引っ越しの準備は時間がなく、つい焦って荷造りをしてしまいがちです。
片付けながら作業をしていると時間がかかり、とにかく運び出すということに集中してしまいます。
どの様にダンボールに入れれば着いた時に楽に取り出せるかを考えて荷造りするようにしましょう。
また、だいたい家の中が整ったら家の周辺に目を向けて引っ越しの残骸が落ちていないかどうか確かめることも大切です。
引っ越しに関するゴミ捨て等にも気を配り、近所に迷惑のないようこころがけましょう。