引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケース

引っ越し時には様々な手続きが必要ですが、特に電話やインターネットの手続きは複雑です。

インターネットの普及に伴い回線の種類が増え、わかりづらいものもあります。

今回は、引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケースを紹介します。


引っ越し時の固定電話の移転手続き

引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケース

引っ越しをすると固定電話の移転手続きを行います。

移転手続きはNTTの「116」に電話をし、契約者名義、使用中の電話番号、旧居と新居の住所、取り外しと取り付けの工事希望日を伝えます。

光回線やADSLなどのインターネット回線を利用しているかたは、回線の移転手続きも同時に行うことができるのか、尋ねましょう。

また、回線の手続きと同様にプロバイダの移行の手続きが必要なこともあるため、確認をしておきましょう。

電話の引っ越しに必要なもの

電話の移転手続きに必要なものはありませんが、結婚などで名義変更をする場合は本人確認書類が必要になります。

電話の引っ越し手続きのタイミング

新居での移転工事は予約制になるため、引っ越しが決まり次第早めに連絡しましょう。

NTT東西をまたぐ引っ越しの場合は特に「最低2週間前までの申し込み」が必要とされています。

余裕を持って予約をしましょう。

電話の引っ越しの注意

基本的には同一市内の引っ越しの場合は電話番号の変更はありません。

ただし、市外へ引っ越しをする場合は電話番号も変更になる可能性があります。

間違って引っ越し前の電話番号に電話がかかってきた場合、新たな電話番号を案内してもらうことができる無料のサービスがあります。

NTTへ申請しておくことをおすすめします。

また、光電話に加入されている場合は、移転手続きはWebサイトと電話からの申し込みをしましょう。

光回線の移転手続きをすると同時にインターネットの移転手続きを行うことができます。

固定電話を解約する場合

固定電話を利用するかたが少ないため、引っ越しを機に電話を解約するかたも増えています。

新居で固定電話を利用しないかたは、解約、利用休止、一時停止の中から選ぶことができます。

解約する場合は、電話番号は削除され再び同じ電話番号を使うことはできません。

一時中断の場合は毎月の料金は発生しますが電話番号の利用は可能です。

利用休止とは、毎月の料金が発生せずに最大10年間の固定電話利用権利を預かってもらうことができます。

ただし、利用を再開する場合は同じ電話番号を利用することができません。


引っ越し時に固定電話の解約が必要になるケース

引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケース

県外に引っ越しをする場合は、一旦解約手続きをして、新たに契約する必要があります。

NTT東日本とNTT西日本をまたぐ引っ越しの場合、一度旧居で契約を解約し、新居で新たに契約をします。

電話の引っ越し手続きに必要なもの

現在使用している電話番号
契約者名義
新居の住所(請求書送付先)
工事の希望日

これらの情報を準備してから手続きをすると良いでしょう。

また、工事の日程は予約制のため、順番待ちの可能性もあります。

引っ越しの繁忙期などは工事の予約が大変混み合うため、引っ越しが決まり次第すぐに連絡をしましょう。

電話の引っ越しに必要な費用

マンションやアパートの場合、既に電話線が引かれているため作業時間はそれほどかからずに済み、費用は約2,000円です。

ただし、新築一戸建てなどの新しい電話線の工事が必要な場合、工事費用は約10,000円程かかるでしょう。

工事を行う際は、居住者の立ち会いが必要になるため、スケジュールを立てる際は余裕を持って計画しましょう。


まとめ

引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケース

引っ越し時の固定電話の移転手続きと解約が必要になるケースについて見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 引っ越しをする時は固定電話の移転手続きが必要になる
  • 移転手続きはNTTの116に電話をするか、Webサイトから行う
  • 新居が新築一戸建ての場合は回線の工事が必要になるため、早めに工事の予約をとる

固定電話の移転手続きには時間がかかるため、早めの連絡が一番大切です。

繁忙期などの場合は1か月以上待つこともあります。

特に光回線を利用しているかたは、タイミングに注意して早めに申し込みをしましょう。