引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係

引越しには世の中の動きやカレンダーのスケジュールに伴って繁忙期と閑散期があり、料金にもかなり影響します。

時間のないかたや、会社の辞令での転勤は別としても、日程を組むことができるかたは料金の相場を知ることで引越しの時期が決めやすくなります。

今回は、引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係を紹介します。


引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係

引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係
 
引越しには繁忙期と閑散期があり、引越し業者の料金に大きく関わります。

世間の移動が多い時期が繁忙期、逆に天候が不安定な時期や、台風、雪などの車の移動がしにくい時期が閑散期です。
 
引越し業者によって多少の違いはありますが、一般的に繁忙期は年度末と年度はじめの3月下旬から4月上旬がピークで、5月のゴールデンウイークや8月のお盆などに引っ越しが集中します。

例えば、移動距離が市区町村内の単身の引越しの場合の料金相場は閑散期で約28,000円、繁忙期だと48,000円でずいぶん差があります。

ファミリーの場合の料金相場は、閑散期で50,000円、繁忙期だと82,000円にもなります。
 
引越しが集中する繁忙期の3月~4月は、就職や進学に伴って年間を通してもっとも引越しが多い時期です。

料金設定が高めで希望の日時の予約も難しくなります。

4月の下旬ごろには一旦落ち着きます。
 
9月~10月の秋にも転勤や転職で引越しの依頼が増えます。

9月~10月は3月~4月に次いで忙しい繁忙期です。

もっとも高い繁忙期を避けて、引越しの日程をずらすことでずいぶん引っ越し料金が安くなることがあります。

また繁忙期と閑散期の料金相場を知っておくと便利に活用できます。


引越しの閑散期を狙うにはいつから家探しを始めれば良い?

引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係

閑散期を狙った家探しをすると、初期費用が安くなります。

進学や就職、転勤で引越す場合は別ですが、自分で引越しの予定を立てることができるかたには閑散期を狙った家探しがおすすめです。
 
閑散期は繁忙期に比べて物件数が少なくなりますが、料金を安くするために必要な時間があることがメリットです。

時間があることで物件をゆっくり見ることができ、不動産屋の値段交渉にも時間をかけることができます。

繁忙期は不動産屋も忙しく、値段交渉や物件の内覧に時間をとることができません。
 
また、閑散期は不動産屋も借り手を探しているので料金設定が低くなっている可能性も十分あります。

時間があるということは双方にとってメリットが多くあります。
 
一般的に引越しの閑散期は6月、11月、12月、1月の4か月間です。

もし6月に引っ越しをする場合、物件数は少なめですが家賃や初期費用がお得になりやすい4月、5月が物件探しの狙い目です。

この時期は3月の引越しピークが落ち着き、不動産会社や大家さんが礼金を下げるなど、借り手を探していることが多い時期です。

また、3月~5月は結婚式を行うにはよい季節で、新婚さん向けの2DKタイプの物件が増えてきます。

部屋探しをするにも天候が良く、この時期から探しはじめるのもおすすめです。

他に11月、12月、1月の引越しは9月~10月の家探しがおすすめです。

年末まで空室を避けるために家賃などの初期費用が安く設定されていることが多いのがこの時期です。

9月に引越しを終えた多くの物件がまだ残っている可能性もあり、安い料金で設定されている場合があります。

歩いて回るのに季節的にも徐々に良い季節になります。

家探しをするには、年間を通して普段から自分の希望に合う物件が見つかった時教えてもらえるよう、不動産会社に連絡をしておくのも方法の一つです。

特に閑散期は物件数が少なめなため、普段からの声掛けが大切です。


引越し時期に関係なく引越し費用を安くする方法

引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係
 
どうしても忙しい3月に引っ越しをしなくてはならないことがわかっている場合、時期に関係なく引越し費用を抑えるには、見積もり依頼を早めに行うと値引きや交渉の時間がとれるため料金が下がる可能性があります。
 
見積もりが立て込むと交渉の時間さえ短くなってしまい、思うような金額にならないことがあります。

前もって時期が繁忙期だということがわかっているかたは早めに見積もりをとることをおすすめします。
 
また3月中ならいつでもいい、という場合は引っ越し業界でもっとも忙しい3月の下旬の時期を避けることです。

3月下旬は値段交渉どころか予約をとるのも大変です。元々の料金設定が高いため交渉してもあまり料金が下がらないことが多い時期です。
 
さらに、繁忙期の中でももっとも料金が高いのは休日です。

休日を避け平日にするだけでも料金が少し下がります。

さらに下げるには作業時間を午後にしてもらうこともポイントの一つです。

逆に時間帯を指定せずに業者に任せてしまう方法もおすすめです。

引越しのために数日の時間があるというかたは是非業者に交渉してください。
 
縁起が気にならないかたは、仏滅や赤口を選ぶと料金が安くなる業者もあります。

繁忙期でも料金が高くなるような条件を避けると少し料金が安くなるため、知っておくと活用できます。


まとめ

引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係

引越しの繁忙期、閑散期と引越し料金相場の関係について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 引っ越し料金を下げるには繁忙期を避ける
  • 閑散期を利用して家探しをはじめると良い
  • 繁忙期の中でも料金を下げるには早めに予約をとり、交渉に時間をかける

引越しの繁忙期、閑散期で引っ越し料金はかなり違います。

少しでもお得に引越しをしたいというかたは、4~5社ほど見積もりをとり、早めに交渉してください。

複数の業者の見積もりをWebサイトでとるとかなりスピーディーです。Webサイトの一括見積もりをぜひ活用してください。