引っ越し業者を利用せずに宅急便だけで引っ越しをするケースが増えています。
元々物件自体に家具や家電が取り付けてある物件が増え、大きなものを運ぶ必要がなく料金も手頃なものがあります。
今回は宅急便を使った引っ越しのメリット、デメリットを紹介します。
宅急便を使った引っ越しのメリット、デメリット
宅急便を使って引っ越しをする場合、段ボールを利用して宅急便の規格内で荷物を準備する必要があります。
段ボールのサイズによって様々な料金が定められていますが、引っ越しに多く利用されているサイズは120サイズ、または140サイズです。
また宅急便の場合、繁忙期と閑散期に料金の違いはありません。
いつでも同じ料金で荷物を運搬できるため、安心です。
宅急便は予約の必要もなく、受取日時の指定ができることも大きなメリットでしょう。
デメリットは、宅急便は全てダンボールに入れないと運搬ができず、梱包資材の調達も自分でする必要があります。
また、荷物の当日受取はできません。
受取日は地域によって異なるためその都度確認しましょう。
また、荷物のサイズに合わせたダンボールの調達と、送ることができないものを確認しましょう。
宅急便の荷物のサイズ (縦・横・高さの三辺計の大きさと重量)
60サイズ 60㎝以内 2㎏
80サイズ 80㎝以内 5㎏
100サイズ 100㎝以内 10㎏
120サイズ 120㎝以内 15㎏
140サイズ 140㎝以内 20㎏
160サイズ 160㎝以内 25㎏
宅急便では送ることができないもの
現金、小切手、手形、株券その他の有価証券
クレジットカード、キャッシュカードなどのカード類
再発行が困難な受験票、パスポート、車検証類
再生不可能な原稿、原図、テープ、フィルム類
犬、猫、鳥などのペット類
毒物および劇物類
遺骨、位牌、仏壇
銃砲刀剣
宅急便を使った引っ越しがおすすめの人、料金の目安
単身で荷物が少なく、大きな荷物がない場合は宅急便がおすすめです。
例えば実家から引っ越しをする場合、購入した家電や家具を引っ越し先に直接送るケースや、引っ越し先で購入予定のかた、家具や家電つきの物件に引っ越しをされるかた等です。
大きな荷物を持たない場合は、ぜひWebサイトを活用して引っ越し一括見積もりを出すことをおすすめします。
Webサイトの一括見積もりは、数社の引っ越しの見積もりを最短1分程度で出すことができる無料のサービスです。
また、一括見積もりを出すと様々な業者の特徴や利用者の声を知ることができます。
一括見積もりで料金を調べ、ダンボールの大きさや、個数、引っ越しの移動距離から宅急便の料金を算出し、比較してみると良いでしょう。
引っ越し業者に依頼した場合の段ボール(140サイズ12個分)の料金の目安
ヤマトホームコンビニエンス単身引越サービスmini
同都道府県 14,000円
東京~札幌 38,000円
日通単身パックS
同都道府県 15,000円~
東京~札幌 40,000円~
宅急便・宅配便の引っ越し料金
宅急便
同都道府県 1,814円×12個=21,768円
東京~札幌 2,246円×12個=26,952円
佐川急便
同都道府県 1,815円×12個=21,780円
東京~札幌 2,247円×12個=26,964円
単身者のための小さな引っ越しパックを利用した場合、同都道府県内ではとても安い料金で利用することができますが、東京~札幌間の引っ越し料金は宅急便を利用した方が安くなります。
移動距離が長い場合の引っ越しは、引っ越し業者を利用するよりも宅急便を利用した方がリーズナブルです。
遠くに引越しをされるかたは、宅急便をおすすめします。
まとめ
宅急便を使った引っ越しのメリット、デメリットについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 宅急便で引っ越しをする際は、全てダンボールに梱包する
- 宅急便は当日受け取りができない
- 遠距離の引っ越しの場合、宅急便の方が安く引っ越しすることができる
宅急便で引っ越しをする際は、特に荷物を少なくすることで料金が下がります。
宅急便だけでなく、基本的に引っ越しは荷物が少ないに越したことはありません。
特にこれから働きはじめ、一人暮らしが続きそうなかたや転勤が多いかたは余計な荷物をできるだけ増やさない生活をして、引っ越しをするときに身軽に動けるようにしておきましょう。