引っ越し当日は誰もが良い天候に恵まれたいと願いながらも、どこかで天候が悪かったらどうしようという不安もあります。
漠然と雨が降ると思うと気持ちも沈みますが、雨対策を知っておくといざという時心強いです。
今回は、引っ越し当日が雨だった時の影響や注意点を紹介します。
・引っ越し当日が雨だった時の影響や注意点
引越し当日が雨だった場合、簡単にキャンセルはできません。
すぐに雨対策を考えて、できるだけ荷物が雨に濡れないように工夫することをおすすめします。
引っ越しの雨の日対策
引っ越し業者に任せる
雨の場合は、業者も雨対策を考えて梱包、運搬をします。
大きな荷物は事前に二つに分けるなど、軽くて運びやすく雨に濡れないように対応します。
大きなビニール袋を用意する
雨が酷くて跳ね返ってくるような時は、大きなビニールを段ボールの上から被せるのも方法の一つです。
この方法は持ち手がなく、運びづらいかたは、前もって段ボールの中身をビニールに全て入れて、中身の入ったビニール袋ごと段ボールに入れると濡れずに済みます。
また、小さな家電もビニール袋に入れて運ぶと濡れずに安心です。
新居に着いたらすぐに荷物を取り出す
段ボールが濡れてしまうと段ボールや部屋にカビが発生しやすくなります。
濡れた段ボールはできるだけ早めに中身を取り出し、処分しましょう。
雨の日の冷蔵庫と洗濯機の運搬
業者に依頼している場合は別ですが、雨の日に自力で冷蔵庫と洗濯機を運ぶのは、注意が必要です。
自分で運ぶ際に難しい場合は、大型家具や家電のみを運ぶ引っ越し業者に依頼できます。
万一事故にならないように、自分自身で確認しましょう。
また、雨の日の冷蔵庫と洗濯機は梱包がとても大切です。
エアーパッキンで全体を包み、上からブルーシートをかけ紐できちんと縛りましょう。
トラックの底にも何枚か段ボールを敷いて滑らないようにしましょう。
引っ越し当日が雨の場合、業者の対応は変わる?キャンセルはできる?
引っ越し当日、雨が降った場合よほどのことでない限り、基本的にはキャンセルや延期をすることはできませんが、引っ越し料金の50%のキャンセル料を払うことで、中止は可能です。
ただし、キャンセルや中止をした場合、再度見積もりを取り直し、もう一度スケジュールを空けるなど、手間がかかります。
特に3月の繁忙期にキャンセルをした場合は再予約をすることが難しくなり、引っ越しをするのに大変時間がかかる可能性があります。
キャンセル料を払って当日キャンセルができたとしても、梱包資材の料金や使用しなかった段ボールの返却をする必要があるため、できるだけキャンセルは避けることをおすすめします。
どうしてもキャンセルした方が良いと思った時は、キャンセル料がかからない期間に日程を変更してもらうよう、引っ越し業者に依頼してみましょう。
標準引越運送約款のキャンセル料について
前々日のキャンセルや延期の場合は引っ越し料金の20%以内
前日のキャンセルや延期の場合は引っ越し料金の30%以内
当日のキャンセルや延期の場合は引っ越し料金の50%以内
上記のような約束にもとづいてキャンセル料が発生します。
また、業者からキャンセルを申し出るケースは、洪水や暴風雨、地震などの天災が起きた時です。
このような時で不安な場合は必ず引っ越し業者に相談しましょう。
引っ越し当日が雨でも大丈夫なようにできる準備
引っ越し当日雨の場合は、前日から雨に濡れない梱包をして防ぎましょう。
家電や精密機器、雨に濡れるとしみになりそうな革製品はビニール袋を利用して梱包し直し、各段ボールを確認して重過ぎるものがあれば荷物を少なくして軽くしましょう。
また、搬入の際に雨で床が濡れてしまい滑る恐れもあるため、マットや雑巾を多めに用意しておくことをおすすめします。
床の汚れが気になるかたは、事前にマットを敷いて予防しましょう。
週間予報を見ると当日の天候が予測できます。
数日前に高い確率で雨や雪、台風などの予報が出ている場合は事前に引っ越し業者にどのような対応をしてもらうことができるのか、また何を用意しておくと便利か、聞いておくと役立ちます。
特に台風や豪雨などの場合は引っ越し業者と打ち合わせをして、キャンセルや延期も頭に入れておくと当日焦らずに迎えることができます。
台風や豪雨の時は道路の渋滞も予想され、作業が遅れると当日の他の予約のことも考えておく必要があります。
完璧に引越しをするのは実際難しいことですが、事前にしっかり準備を整えることで未然に防ぐことができます。
何事も準備9割と言われるように、事前にわかるものはしっかりと対策をしてできるだけ気持ちよく引っ越しをしましょう。
また、Webサイトには雨の日や雪の日に引っ越しをした利用者の声も掲載されています。
自分では事前に気が付かないことも利用者の声を見ると様々な引っ越しに役立つため、是非Webサイトを参考にしてください。
まとめ
引っ越し当日が雨だった時の影響や注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越し当日が雨の場合でも当日キャンセルするにはキャンセル料がかかる
- 当日が雨の場合は、ブルーシートやビニールなどを利用して雨対策をする
- 当日が雨の場合は時間も遅れる可能性があるため、作業前後の時間の確認を十分にする
雨や雪の天候でも、引っ越し業者は基本的に作業を行います。
当日のキャンセルはキャンセル料を払うことでできますが、その後の日程変更に伴い引っ越し業者をはじめ自分や家族の日程も変更しなくてはならず、すぐに変更できるとは限りません。
当日の状況にもよりますが、警報が出てしまうような雨や雪でない限り、できるだけの対策をしてそのまま引っ越しをすることをおすすめします。
また、万一事故や故障があった時の補償内容も確認しておくと安心です。