引っ越し時の洋服の荷造りには時間や手間がかかります。
また引っ越し後の荷解きに時間をかけるとダンボールに詰め込んだ洋服がシワだらけになり、さらに後処理も大変です。
今回は、引っ越し時のスーツの梱包方法とシワにならない方法を紹介します。
引っ越し時のスーツの梱包方法とシワにならない方法
引っ越しの時のスーツの梱包は、できるだけ折り目がつかないように畳みましょう。
段ボールに詰める場合、ハンガーにスーツをかけたままの状態で詰めていきます。
スーツのジャケットは、両袖を肩の縫い目から前に向かって折り、そのまま二つ折にしてダンボールに下から詰めていきます。
段ボールに入れる時はハンガーが重ならないように、向きを交互に変えて詰めていくと良いでしょう。
また、下から積み上げていくため、重ね過ぎには注意しましょう。重ね過ぎはシワの原因になります。
シワが心配なかたは、スーツの内側にタオルを入れると若干シワを防ぐことができます。
また、スカートやズボンを段ボールに詰める場合、ハンガーから外した方が安全です。
Tシャツやカットソーも小さく畳むとシワがたくさんついてしまうため、両袖を一度内側に折り込んで丸めることがおすすめです。
引っ越しが終わり次第できるだけ早めに段ボールから出して保管しましょう。
その時点であまりシワが多いものは一度ハンガーにかけてお風呂の使い終わった後で湿気を与えてシワを伸ばします。
シワが伸びたら洗濯物を干す時と同様に乾かしましょう。
引っ越し時のスーツのシワ防止に、引っ越し業者でレンタルすることができるハンガーボックスをおすすめします。
引っ越し業者を利用すると無料でレンタルすることができるサービスです。
業者によっても様々ですが、ハンガーボックスにも新品とリサイクルがあり、購入することも可能です。
各社購入金額が異なるため、業者に尋ねてみましょう。
アート引越センターのハンガーボックスの料金(税込)
新品 1,620円
リサイクル品 1,080円
ハンガーボックスに収納できる枚数は、厚手もので約7着、薄手のもので約10着前後です。
ハンガーボックスはあらかじめ用意することはできず、引っ越し当日の朝にレンタルし、順番にクローゼットの中にある洋服類を収納していきます。
引っ越し後にスーツにシワがついてしまった場合の対処法
引っ越し後にスーツを見たらたくさんのシワがついてしまった、引っ越し後すぐに片付けることができず放置してしまったなど、シワになってしまった場合にシワを伸ばす良い方法があります。
はじめにブラッシングする
スーツのブラッシングは引っ越し中についてしまったほこりやごみを落とします。シワを伸ばす前に必ず行いましょう。
ジャケットとスラックスを別々のハンガーにかける
ジャケットはジャケット専用の厚みがあるハンガーにかけ、スラックスは裾を挟むことができるハンガーにかけます。
逆さまの状態にすると重みでシワが伸びます。
霧吹きスプレーにお湯を入れてスプレーする
お湯を入れたスプレーを用意してスーツに湿気を与えましょう。
その後風通しの良い場所で陰干しをします。特にスーツの場合は、背中、腕周り、膝裏、お尻周り、太もも周りにはシワが付きやすいです。
また、なかなか取れないシワには、スチームアイロンやシワ取りスプレー、浴室干しをしてみましょう。
まとめ
引っ越し時のスーツの梱包方法とシワにならない方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越し時のスーツを段ボールに梱包する場合、縫い目に沿って折る
- 引っ越し業者からハンガーボックスを借りると洋服の移動がしやすい
- スーツのシワを取るには、一度湿気を与えると良い
引っ越し時に大切なスーツをできるだけきれいな状態で運ぶには、ハンガーにかけた状態を保つのが最適です。
どうしても畳まないと運ぶことができない場合は別ですが、ハンガーボックスなどを借りてそのまま運ぶ方が作業も進みます。
スーツやコートだけでもハンガーボックスを利用して運搬することをおすすめします。