引っ越しをしたら忘れてはならないのがご近所への挨拶です。
ところが新居の周りのどこまでの家に挨拶をしたら良いのかは、判断が難しいです。
今回は、引っ越し時の挨拶の基本と挨拶に行く範囲、またおすすめの手土産をご紹介します。
引っ越しの挨拶の基本と挨拶に行く範囲
引っ越しの挨拶で難しいのは、いつ挨拶をするかと、どこに挨拶をするかです。
引っ越し先でどこに挨拶するかは、一般的に向こう3軒両隣です。
一軒家の場合、自分の家の向かい側の3軒と両隣、そして正面とは反対側の家にも挨拶に行きましょう。
マンションやアパートの場合は、同じフロアの人と上下階が基本です。
また、小さいお子さんのいる家庭では、足音や泣き声で迷惑をかける可能性もあります。
そのため、上下階の人には「子どもがいる」ということをきちんと伝えておくことが大切です。
一人暮らしの場合は日中あまり近所の人と顔を合わせる機会が多くありません。
仕事で夜の帰宅が遅く、車やバイクで帰ってくる場合は伝えておきましょう。
特に夜勤勤務で働いている人は普段顔を合わせることができないため、引っ越しの際の挨拶はきちんとしておくとお互いに安心です。
また、一人暮らしの女性の挨拶は防犯上控えたほうが無難という声もあります。
しかし有事の際を考えると、全くしないというのも考え物です。
その場合は、挨拶に行くときに一人ではなく、父親や男兄弟と一緒に行くと安心です。
一人暮らしということがわからないようにすることが防犯上一番大事なことです。
挨拶の時期は、なるべく早めにしましょう。
近所に誰か引っ越してきたということは、元々住んでいる人にとってとても気になることなので、早めに伺うことで印象が高まります。
引っ越しがひと段落したらすぐに伺い、もし夜遅くなる場合は次の日には伺うようにしましょう。
さらに賃貸物件の場合、何かとお世話になる大家さんや管理人さんが近くに住んでいるようであれば必ず挨拶に行きましょう。
挨拶は災害時や何かあったとき、近所同士お世話になる際にとても大切になります。
これからの生活が円満になるために欠かせないことです。
引っ越しの挨拶の手土産の定番とおすすめ
引っ越し先で手土産を持って挨拶することで相手との距離が近くなり、親しみやすくなります。
ここでは手ごろで誰にでも喜ばれそうな手土産の定番とおすすめの品をご紹介します。
一般的に手土産で喜ばれるものは消耗品や手軽なお菓子類です。
価格の相場は500円~1,000円くらいです。あまり高価なものは相手を恐縮させてしまうので、気をつけましょう。
おすすめの手土産は日持ちするクッキーや和菓子、消耗品では洗剤や地域指定のごみ袋など、手ごろに買うことができて誰もが使えるものがおすすめです。
洗剤やシャンプーなどは個人の好みに左右されるため、少ない量のものを選ぶと無難です。
また最近では家の表札やポストに名前のない家が多いため、手土産にはのしを付けましょう。
後からでも名前を覚えてもらうことができます。
まとめ
引っ越しの挨拶はどこまで行って何を持っていけば良い?について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 転居先への挨拶は早めに、向こう3軒両隣にする
- 手土産は誰にでも喜ばれる安価なものを選ぶ
- のしを付けると、名前を覚えてもらいやすい
引っ越し先の挨拶は新たな生活には欠かすことができない大事なことです。
近所付き合いがきちんとできている地域には犯罪が少ないとも言われるくらい地域の繋がりは大切です。
お互いに気持ちよく生活するためにも、引っ越し先では挨拶に伺い、良好なご近所づきあいをしていきましょう。