引っ越し貧乏という言葉がありますが、どのような意味で使われているのでしょうか。
特に定義はありませんが、引っ越ししてお金のない状況を様々な意味で表しています。
今回は引っ越し貧乏の意味と貧乏になる理由、ならない方法を紹介します。
引っ越し貧乏の意味と貧乏になる理由
引っ越し貧乏とは、引っ越しを短い期間で繰り返し、敷金や礼金などの初期費用でたくさんお金を使ってしまい、お金のない状態を引っ越し貧乏といいます。
貧乏になる理由はただ単に短い期間で引っ越しを繰り返すから、という表面的なことだけではなく、なぜ引っ越しを繰り返さなくてはならないのか、というところに理由があります。
引っ越しを繰り返す理由
引っ越しを繰り返す主な理由には、以下のようなものがあります。
家賃が高くて払えなくなった
はじめは「きれいな家に住みたい」「働けば払える」など、物件を内見している時は希望に満ち溢れて初期費用を貯めます。
しかし住んでいるうちに「毎月の負担が大きい」「家賃だけじゃなくて、保険や公共料金もある」という現実に直面し、改めて気が付くケースです。
周りの環境が良くなかった
「住んでみたら近所に合わない人がいる」「駅近で良いと思っていたのに騒音がうるさい」という理由をよく耳にします。
「こればかりは住んでみなければわからないことだから」という理由ですが、そのたびに引っ越しをするのではお金がかかり過ぎます。
使い勝手が悪かった
これも住んでみてわかることの一つです。
例えば日当たりなども内見をした時と実際住みはじめた時では季節や天候が違うため、予測のできないことです。
ただし、そのたびの引っ越しではお金の無駄遣いになります。
部屋が汚れてきた
普段の掃除はしていても、手の届かない場所に汚れがつき、次第に掃除が面倒になってしまうケースです。
「もうこれ以上やってもきれいにならないから引っ越そう」という気持ちになってしまうことです。
この理由は掃除をまめにしなかったというわかりやすい原因があるにもかかわらず引っ越しという手段を選んでしまうことです。
様々な理由がありますが、ほとんどの場合住環境や人間関係によるものが多いです。
人はこれらの理由によって「次の引っ越し先に移ったらもっと良くなるだろう」「引越したら変わるだろう」と住居を移ります。
そして次に移った場所でも同じことを感じ、また引っ越しを繰り返すのが引っ越し貧乏です。
引っ越し貧乏にならない生活習慣と引っ越し方法
引っ越し貧乏にならない生活習慣を送るには、自分の「こころ癖」を知ることからはじめることをおすすめします。
「こころ癖」とは、「私ってすぐにこう思ってしまう」「私はネガティブ思考だ」という感じ方の癖です。
引っ越し貧乏のかたの引っ越しを繰り返す理由には共通するものがあります。
それは、「原因を常に周囲に求め、引っ越しする理由を探す」ということです。
例えば家賃が高くて払えなくなった原因は、単に家賃が高いからだけではなく、高い家賃を払い続ける大変さを想像できなかったということにもあります。
また、周りの環境が良くなかったという原因は、住んでみなくてはわからないことではなく、駅周辺をもっと歩いたり、長時間滞在してみることをしなかった、というところにもあります。
さらに、使い勝手が悪かった原因は、季節や時間が変化したら予測できないこと、管理会社から説明されていなかったからではなく、朝、昼、夜に分けて現地に行ってみることをしなかった、というところにもあります。
このように、引っ越しを繰り返してしまうならば「繰り返さないためにはどうするか」ということを常に考えて、行動に移すことが引っ越し貧乏にならない習慣をつけます。
これは引っ越しだけではなく、他の出来事も全て同様です。
引っ越し貧乏にならない引っ越し方法は、これらの習慣を踏まえて家を選ぶことです。
家を選ぶ前に引っ越す理由を紙に書き出し、常にその理由を頭に置きながら家を選びましょう。
そうすることで同じ失敗を繰り返すことなく家を選ぶことができます。
さらに現地に何度も足を運ぶことができない場合は、Webサイトの検索や管理会社にきちんと時間を取って電話で話をするなど様々な方法があります。
まとめ
引っ越し貧乏の意味と貧乏になる理由、ならない方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越しを繰り返す理由は外的要因だけではない
- 引っ越しをする理由を頭に常に置き、考えて行動する
- 物件の下調べが自分でできない時は、Webサイトを使い、管理会社に尋ねる
引っ越し貧乏を繰り返さないためには、引っ越しだけではなく普段の生活の中でも自分をよく見つめてみることです。
普段自分がどんな行動をし、どんな決断をするのか、このようなことにも目を向けてみると自分がわかるようになります。
そのためには一つの物事を継続してやることをおすすめします。
継続することで直面する様々な出来事から学ぶことができ、自分の「こころ癖」がわかってきます。