仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点

普段は仏壇を動かすことなどはほとんどありませんが、家の建て替えや引っ越し、リフォームをする場合は運搬することになります。

大きくて重そうな仏壇や、小さくても中に細かい仏具が入っているとどのように運ぶのが良いのか、知らないかたも多くいます。

今回は、仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点を紹介します。


仏壇を引っ越しする際の費用への影響

仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点

自分で運ぶことができる仏壇の大きさであれば、特別な費用はかかりませんが、引っ越し業者に依頼する場合には前もって見積もりを取ります。

Webサイトでは金額の範囲が掲載されているものもありますが、仏壇の大きさや引っ越し先への移動距離によって費用は異なります。

また、仏壇の引っ越しには「抜魂」と「入魂」をする必要があります。

「抜魂」と「入魂」とは、すでにあるお墓や仏壇を動かしたり、戒名を追加で彫刻したりする前に行う法要です。

家の引っ越しやリフォーム、建て替えの際の仏壇の移動時にすることが多くあります。

「抜魂」は、引っ越しの約1週間前~前日までには済ませ、引っ越し先に仏壇を設置した後も早めに「入魂」しましょう。

お寺に依頼する際には約1か月前には連絡をしておきましょう。

一般的に「抜魂」と「入魂」は同じお寺に依頼することが良いとされていますが、引っ越し先が遠く、難しい場合はお寺に相談しておくことをおすすめします。

「抜魂」と「入魂」の費用は、家に来てお経をあげるお布施は1万~3万円くらいが相場です。

また、宗教によってお布施以外にも交通費やお茶代が必要なケースがあるため、お寺にきちんと確認しておきましょう。

仏壇の引っ越し作業は約1万~2万円が相場とされています。

大きさや引っ越し先までの移動距離を引っ越し業者と話し合い、確認しておきましょう。


引っ越し時の仏壇の移動方法、注意点

仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点

仏壇を移動するには重さもあり高価なため、とても気を使います。

仏壇を梱包する際には中身ができるだけ動かない様にするか、または動いてしまうものは取り外して個別に梱包するのが安全です。

中身を一度全部取り出し、エアーパッキンに丁寧に包み、中型くらいの箱にまとめて入れておくと良いです。

ただし、仏壇は基本的に立てて運ぶ必要があります。

荷積みする際もしっかりと立てたまま運びましょう。

仏壇はとても作りが複雑なため、少しの衝撃でも不具合が出る可能性があります。

特に金仏壇の場合は特殊な作りのため、移動の時にも注意点が多くあります。

素人が普通に運搬しようと思ってできるものではないため、専門業者に依頼することをおすすめします。

また、引っ越し先で荷解きの際に困らないよう、中身の配置場所を把握しておきましょう。

一番わかりやすくするためには、写真を撮っておくことです。

仏具は一つ一つが細かく数が多いため、完璧に再現するのが難しいです。

引っ越し業者で仏壇は美術品と同じ取り扱いをしてもらうことができますが、高価なご本尊や位牌、仏具の場合は自分で運ぶ方が安心です。

見積もりの際に確認をしておくことをおすすめします。


仏壇の引っ越しを自分でする方法

仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点

仏壇の引っ越しを自分でする場合、いくつか大切な注意点があります。

仏壇の設置場所の寸法をあらかじめ測っておく

仏壇の高さ、幅、奥行きを測り、同時に引っ越し先の仏壇の設置場所の寸法も測ります。

ここできちんと仏壇が設置できるのかどうか、測った数字を確認します。

大きな仏壇はそのまま直置きするようにできていますが、小さな仏壇の場合は何かの上に乗せるように作られています。

仏壇は必ずタンスなどの上に置き、見下ろすような形にならないよう注意しましょう。

仏壇を運ぶ際に通る搬出口と搬入口のサイズを測る

仏壇を運ぶ際に通る動線を検討し、道幅のサイズを把握しておきましょう。

また、途中にある部屋のドアはきちんと寸法を測り通過できるのかを確認しておきます。

また、マンションのエントランスやエレベーターも忘れずに測っておきましょう。

仏壇を丁寧に梱包する

仏壇を梱包する時は中で動いてしまうものはできるだけ取り出し、取り出すことができないものは動かないように梱包しましょう。

特に扉が重なる部分や引き出しには注意が必要です。

新聞紙やエアーパッキンを詰めて音が出ないまできちんと梱包しておきましょう。

また、直接仏壇にテープで貼ることは避けましょう。

新聞紙やエアーパッキンを使用する際にも仏壇に直接テープを貼り付けることはできません。特に扉の部分の梱包には注意しましょう。

仏壇を移動する

仏壇を移動する際は、二人以上で行いましょう。

小さな仏壇でも重さ10㎏以上のものもあるため、油断は禁物です。

移動する際には滑り止めのついている軍手をおすすめします。

運搬の際は横にしないで立てて運びましょう。

また、運搬する際に自家用車を利用する場合は助手席を上手に使い、シートベルトで固定して運びましょう。

仏壇には出し入れの順番があり、旧居では一番先に出すようにし、新居でも一番先に新居に入れましょう。

仏壇の引っ越しを自分でやるとなるとかなり気を使いますが、費用の節約にもなり、自分の予定で動くことができます。

また、普段それ程仏壇をよく見る機会の少ないかたはきちんと見ることができ、それも供養になります。


まとめ

仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点

仏壇を引っ越しする際の費用への影響と移動方法、注意点について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 仏壇の引っ越しは、約1万~2万円かかる
  • 仏壇の引っ越しをする際は、一般的に「抜魂」と「入魂」を行う
  • 仏壇の移動は普通の家具に比べるとかなり重たいため、注意が必要

仏壇の引っ越しにはとても注意が必要なため、時間がかかります。

お寺の住職や引っ越し業者へ、仏壇の引っ越しについて確認しておくことが必要です。

早めに様々な寸法を測り、準備をしっかりしておくことをおすすめします。