引っ越し後の近所へ挨拶は大切です。
最近は日中が留守の家庭も多いため、いつ伺えば良いのか迷い、はじめて伺うお宅への挨拶は不安にもなります。
今回は、引っ越し後の隣の家への挨拶のマナー、タイミング、手土産の選び方を紹介します。
引っ越し後の隣の家への挨拶のマナーとタイミング
引っ越しの挨拶をする時は、できるだけ家族全員で挨拶に行きましょう。
代表者として大人が伺ったとしても、実際は日中子どもが世話になる場面も多く、顔を見せることで相手に安心してもらうことができます。
仕事で遅くに帰宅したり、夜勤勤めで早朝帰宅する家庭の場合、特に近所のかたへの配慮が必要です。
見知らぬ人が朝方歩いていることを不審に思い、不安を抱かせてしまわぬよう伝えておきましょう。
引っ越しの挨拶で伝える内容
住まいの場所
引っ越しの作業中の車の駐車や騒音のお詫び
家族構成
出勤時、帰宅時の時間帯や職業について
近所のお付き合いの挨拶
このような内容を相手に伝え、挨拶の手土産を渡し、手短に切り上げます。
挨拶のタイミングは、引っ越しが終わり次第その日のうちに挨拶に伺いましょう。
夕方18時以降になる場合は、翌日に改めて伺います。
夕方は夕飯やお風呂、翌日の支度など忙しいため、挨拶に行くのは迷惑になる場合があります。
また、翌日の挨拶に伺う時間帯は朝の掃除や洗濯が済むと思われる10時以降をおすすめします。
挨拶に伺って相手が留守の場合、改めて訪問しましょう。
日中仕事で留守にしている可能性があるため、翌日は時間を変えて伺い、数日伺っても留守の場合は手紙を添えて手土産をポストに投函しておきましょう。
引っ越しの挨拶は隣近所だけでなく、戸建ての場合は向かいの3軒、両隣、裏側の3軒にも伺いましょう。
また、挨拶の時に自治会のかたなども教えてもらうと何かと安心です。
挨拶はできるだけ自分からできるように、近所のかたに教えてもらうことが大切です。
マンションの場合は自宅と同じ階に住んでいる方、隣接する上下階のかたへ挨拶し、特に仕事などで帰宅が遅い場合はきちんと伝えておきましょう。
引っ越し後の隣の家への挨拶時の手土産の選び方
引っ越しの挨拶には、手土産が重要です。
特に高価なものではなく、「これからどうぞ、よろしくお願いします」という挨拶の気持ちが伝わる程度のものを用意しましょう。
手土産として用意するものの値段は500~1,000円程度のもので十分です。
誰にでも利用してもらうことができる、ハンドタオルや洗剤、賞味期限が長めのお菓子などがおすすめです。
食器やインテリア関係の手土産は人それぞれ好みがあるため、あまり手土産としては向いていません。
もらった人が恐縮してしまうような高価なものも避け、相手の負担にならないものを選びましょう。
また、地域のために働いてくださる自治会の会長さんや、お世話になる大家さんには少し高価なものを手土産として用意しましょう。
さらに引っ越し先だけでなく、旧居でお世話になったかたへの挨拶も忘れずにしておきましょう。
引っ越しの作業で迷惑をかけてしまうことや、これまでお世話になったお礼を伝えます。
旧居での挨拶の時期は1週間前くらいからはじめ、前日までには終わらせておきましょう。
まとめ
引っ越し後の隣の家への挨拶のマナー、タイミング、手土産の選び方について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越しの挨拶は引っ越し当日にする
- 挨拶の中で自分の家族の帰宅時間などを知らせておくと良い
- 手土産は高価なものや趣味を問うものではなく、誰にでも使ってもらえるものを選ぶ
引っ越しの挨拶は欠かすことができません。
挨拶をすることで相手との距離が縮まり、近所づきあいも良好にスタートできます。
末永く良い関係を保つためにも、引っ越し時の挨拶を忘れずにしましょう。