大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

日本の引っ越し業者は200社以上はあると言われます。

中でもCM等で馴染み深い大手の引越し業者に任せれば安心ですが、大手にもメリットとデメリットがあります。

今回は、大手の引越し業者を利用するメリット、デメリットを紹介します。


大手と言われる引っ越し業者と主な特徴

大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

大手と言われる引っ越し業者の特徴は、日本全国に営業所を持ち、多くのエリアに対応できます。

様々な輸送手段と引っ越し業務の経験で多様な引っ越しに対応できます。

また、様々な引っ越しプランが用意されており、単身や家族という大きな枠組みだけでなく、女性やお年寄り等に対してのサービスにも定評があります。

大手のスタッフ教育は各社大変力を入れており、大切な荷物を運ぶための厳しい訓練を受けています。

大手の引越し業者は口コミ等でもスタッフの細かな気配りが定評で、様々なサービスに生かされています。

引っ越しに使用する段ボールやガムテープの提供、簡単に梱包できるボックスのレンタル、引っ越しに関する疑問や質問の無料相談など、引っ越しに関するあらゆるサービスが揃っています。

さらに、大手の引越し料金は広告費や多くの営業所の運営もあることから、若干高めに設定されています。

しかし万一トラブルの際の補償や対応力があり、安心して任せることができるのも大手の特徴です。


大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

大手の引っ越し業者を利用するメリットとデメリットについて見ていきましょう。


大手引っ越し業者を利用するメリット

様々なお客様の立場に立ったサービス

大手は中小に比べるとサービス内容が豊富です。

体の弱いお年寄りや、小さい子どものいる家庭でもサービスを利用できます。

全国に拠点を持つため、遠距離の引っ越しをする際はトラブルにも強く、安心して引っ越しを依頼することができます。

作業スピードの早さと丁寧な社員の対応

大手の社員教育は徹底されているため、丁寧な説明や段取り、スピーディーな作業で定評があります。

長年の社員教育と引っ越し経験の積み重ねによって、多くのリピーターから引っ越し業務を受けています。

迅速な対応

様々な輸送手段を使って普段から引っ越し業務を行っているため、迅速な対応で作業もスムーズです。

全国の引っ越し業務の経験から、安心して引っ越しを依頼できます。

特に特別なものを運ぶケースや遠距離の引っ越しの場合は大手に依頼すると安心です。

手厚い保証

引っ越し業者はどこでも「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しているため、万一の事故の場合賠償保険が適応されます。

ただし補償内容は各社異なり、大手は中小に比べ補償内容も大きく安心できます。


大手引っ越し業者を利用するデメリット

料金が高めに設定されている

大手のデメリットは中小に比べると料金が高めに設定されていることです。

充実したサービス内容の提供や全国の営業所を運営するために、中小より若干料金が高めです。

ただし、利用者の声には、引っ越し全てを任せることができ、社員の人柄の良さでリピーターになるかたも多くいます。

予約が取りづらい

繁忙期に大手の引越しの予約を取るには一苦労することもあります。

思いどおりの日程で予約が取れず、自分のスケジュールと合わせることが難しいです。

特に転勤で引っ越しまでの時間がないかたは予約を取るのは難しいでしょう。

引っ越し業界の繁忙期は融通が利かないため、スケジュールには余裕を持つ必要があります。

引っ越しできる候補日をできるだけ多く持って交渉しましょう。


大手の引っ越し業者の料金を安くする方法

大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

大手の引越し業者の料金を安くするためには、見積もりを3社~5社は取りましょう。

ただし、大手の見積もりばかりをとるのではなく、できれば中小の見積もりも取ることをおすすめします。

見積もりを取る際には一括見積もりサービスを利用しましょう。

数社の見積もりを最短1分で取ることができ、各社口コミや様々な引っ越し情報を調べることができます。

料金を安くするためには引っ越しに関しての情報をまとめて提示できる準備をしておきましょう。

トラックに積み込む予定の荷物の詳細、引っ越し先の見取り図や現地からの地図などがあると料金が下げやすくなります。

また、引っ越しの際に気を付けてほしいことなども書いておくと現場と引っ越しの要望がきちんと理解され、相手が安全なところで高めの見積もりを出さずに料金を下げやすくなります。

料金を安くするのに一番大切なことは、引っ越し先の建物や駐車スペース、荷物の数、引っ越しの要望をわかりやすくすることです。

できれば紙にきちんと書いて渡すとより丁寧で印象も良くなります。

さらにこれ以上引っ越し料金を安くしたい場合は、1社目の訪問見積もりの際に相見積もりだということを話しましょう。

即決を迫られてもまだ決断はしないでおきます。

2社目には1社目の金額を伏せて見積もりを取ってもらいます。

そこで1社目より高いようであれば1社目の金額を提示してもう一度見積もりを取ってもらいます。

1社目をベースに交渉を数社繰り返すと1社目の見積もりより他の業者が数万円安くなっている場合があります。

そこでさらに他社の見積もりを提示し、業者を選んでください。


まとめ

大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリット

大手の引っ越し業者を利用するメリット、デメリットについて見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 大手の特徴は幅広いサービスや様々な輸送手段がある
  • 大手の引越し料金は高めだが、安心して作業を任せることができる
  • 大手の引越し料金を下げるには、できるだけ確実な情報を伝えること

大手か中小かを選ぶ際は、自分にとって何が一番大切なのかをよく考え選びましょう。

サービスの質や早さを求めず料金の安さを求めるかたや、安心と安全のためなら高い料金を払うことができるかたもいます。

自分の生活に合った引っ越しができれば、どのような引っ越し業者を選んだとしても納得できます。

どの引っ越し業者を選ぶ場合でも、はじめに一括見積もりサービスを利用することをおすすめします。

様々な情報を見比べ自分に合う引っ越し業者を探しましょう。