レンタカーを使って引越しをするメリット、料金、注意点

引越しをする際、自分でレンタカーを借りて引越すという方法もあります。

引越し業者にお願いするよりも時間が自由で余裕があってしやすいという場合があります。

ただし、素人のため荷物を上手に運べず困ってしまうことも考えられます。

今回はレンタカーを使って引越しをするメリット、料金、注意点を紹介します。

レンタカーを使って引越しをするメリットと業者に頼む場合との比較

自分でレンタカーを借りて引越しする場合、引越の費用が安く抑えられることは最大のメリットです。

単身で近距離、尚且つ荷物が少ないという引っ越しの場合でも料金は約15,000円くらいになります。

これより安い引越しをしたい場合、レンタカーなら可能です。
　
またレンタカーではなく、家族や知り合いから車を借りられる場合はお礼をしたとしてもさらに安くすることもできます。

自分でレンタカーを借りて引越しをする場合は、以下の料金がかかります。

車両のレンタル費用　約7,000円～13,000円
ガソリン代　約20km範囲内440円
免責保証料金　1,080円
カーナビのレンタル料　540円
スタッドレスタイヤ　2,000円
乗り捨て料金　同一都道府県内は無料
ダンボール他資材　約2,000円

例えば、近距離で小さな車を借りる場合、レンタカー代だけで約7,000円で借りることができます。

荷物も冷蔵庫や洗濯機、テレビ、布団、電子レンジといった基本的な家電とダンボールを10個前後は積むことができるため十分に引越しできます。

業者に依頼して引越しをする場合、同じ条件で見積もると約21,000円になります。

同一都道府県内では乗り捨て料金が無料なため費用も安く抑えられます。

しかし長距離の場合は乗り捨て不可や料金も高いため、引越し業者に依頼した方が安く抑えられます。

レンタカーを借りた引越しは荷物が少なめで同一都道府県内の引越しにはメリットがありますが、長距離になるとデメリットもあるため、長距離の場合はしっかりと計画を立てた上で行うようにしましょう。

レンタカーで引越しをする際の注意点

レンタカーを借りて引越しをする場合、レンタカーの予約、手伝いの確保、新居までの運転、荷物の運搬を自分でします。

料金が安くなる分、業者に依頼する引越しにはないことも、自分でする必要があります。
　
レンタカーで引っ越しをする際の注意点は移動距離や駐車スペースの確保、また梱包資材を自分で用意しなくてはならず手間がかかります。
　
移動距離が長いと体力的にも疲労が積み重なり作業にも支障が出てしまいます。

到着後は速やかに荷物を運ぶ必要があるため、体力を温存しておかなくてはなりません。
　
レンタカーで引越しをする場合は全ての荷物を自分で運び込むだけの体力と、運ぶための経路や荷造りなど、しっかりとした計画を立てて行う必要があります。

その他にも、レンタカーへの傷、または事故、冷蔵庫などの大型家電の運搬、部屋や家具の傷にも十分気を付けて行いましょう。

例えばレンタカーのちょっとした擦り傷などでも事故の扱いとなり、手続きをする必要があります。

手続きをしないと保険や保証が適用されず自分で負担することになります。

荷物の運搬の際には引越元や引越し先の養生はもちろんのこと、レンタカーもダンボールなどで養生して十分気を付けて運搬しましょう。
　
また意外と忘れがちなのが、台車の手配です。

マンションの廊下から車までの運搬の際に重たい荷物を台車に乗せて運ぶことができます。

台車があるのとないのとでは、その後の体力がまったく違います。

レンタカー会社でオプションサービスとして台車の貸し出しを行っている業者があります。

料金は約一日800円～1,000円くらいです。

また、レンタカー会社より少し料金が高めですがネット通販の中でも台車のレンタルを扱っている場合があります。
　

まとめ

レンタカーを使って引越しをするメリット、料金、注意点について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

同一都道府県内で荷物の少ない場合は、レンタカーを借りるとメリットがある
レンタカーを借りる引越しは全て自分の責任で行う
レンタカーを借りる引越しは全て自力で行うため、計画的に進める

レンタカーでの引越しは、時期や時間も自由です。一見楽に見えますが荷造りや荷解き、運搬作業のための導線の養生、手伝ってくれたかたへのお礼、安全運転、これらを心がけるために早めの準備が必要です。
　
引越し業者に依頼すると、自分の責任であるものと引越し業者の責任になるものがあるため、少し気持ちにもゆとりが出ますが、レンタカーを借りて引越す場合は、すべて自分の責任になるためしっかりと準備する必要があります。
　
自力の引越しは、やるべきことがたくさんあるため、改めてじっくりと考えて決めていきましょう。

万一少しでも自信がない時は、業者に依頼する方がストレスも少なく、責任も減ります。

自分の引越しの予算を確認して、しっかりと準備をして進めていきましょう。