引っ越しには見積もりが必要です。
しかし時間を取って話をしたり、家に業者の人をあげるのは抵抗があるというかたも多くいます。
逆に訪問見積もりのおかげですぐに引越しの準備ができた、大幅に料金交渉ができたというかたもいて賛否両論です。
今回は引っ越しの訪問見積もりを行うメリットとデメリットを紹介します。
引っ越しの訪問見積もりを行うメリット、デメリット
訪問見積もりは引っ越しの条件によってメリットとデメリットがあります。
訪問見積もりを行うメリット
新居が決まったら見積もりを数社取り、中でも条件に合いそうな業者には訪問見積もりを依頼します。
訪問見積もりでは、電話ではわからない細かい現地の状況を目で見ることができるため、より正確な見積もりを出してもらうことができます。
逆に訪問見積もりをしないで料金を算出してもらう場合、高めの見積もり料金を出されることが多いです。
どの業者も万一のことを考えて、一回り大きなトラックで料金を算出します。
実際に積み込む荷物量が見積もりの時よりも多い場合でも乗り切らないことを避けるためです。
住まいの環境を見て、運搬方法や必要な資材がわかる
訪問見積もりは運びにくい家具の形や重さ、また家の間取りを見ることができます。
エレベーターでは運ぶことができない家財をどのようにして運び出すか、また建物の通路の状態等でどの部分に養生が必要かという現地の環境に合わせた必要な準備です。
引っ越し料金が正確に出せる
電話やWebサイトでの見積もりは、実際の荷物を見るのは引っ越し当日になるため予想どおりにいかないこともあります。
それに対して訪問見積もりは、荷物量や荷物を運ぶ通路、トラックの駐車スペースなどがはっきりとわかるため、見積もりを正確に出すことができます。
訪問見積もりのデメリット
時間がかかる
引っ越しが決まるとただでさえ忙しく時間を取ることができない、そんなかたも多くいます。
引っ越しは見積もりや作業だけでなく、水道やガス、電気等の手続きや役所関係の手続きなど様々なことに時間を取ります。
実際訪問見積もりに現地を訪ねてもらうと約1時間ほど時間がかかります。
できるだけ時間をかけずに訪問見積もりをしてもらうには、引っ越しに関する詳細を決めてから話をしましょう。
引っ越しの詳細が決まっている必要がある
訪問見積もりは引っ越しの日時、運搬する荷物、引っ越し先の住所が明確でないとできません。
これらがまだ決まっていない場合は、Webサイトで数社から見積もりを取り、改めて訪問見積もりを依頼しましょう。
引っ越しの訪問見積もりの流れと準備、注意点
訪問見積もりは、自分で選んだ業者と日程を調整して行います。
電話やWebサイトから訪問見積もりを依頼し、現在の住所、名前、連絡先を伝えて訪問日を決めます。
訪問見積もりの流れ
荷物の量の確認
主に、トラックの大きさを決めるために荷物を見てもらいます。
部屋の中だけでなく、庭のガレージや自転車、バイク、保管場所の全てを確認して家の中の荷物の総量を見積もります。
引っ越しの詳細の確認
引っ越し日や引っ越しの内容(引っ越しのコースやオプションサービスの有無)、不用品処分の有無等について順番に聞かれます。
引っ越しの内容が曖昧過ぎると見積もりを出すことができないため、必ず検討しておきましょう。
内容が明確なほど、料金交渉もしやすく値引きしてもらえる可能性も高くなります。
引っ越しの内容の確認事項
引っ越し日
引っ越しの時間
梱包作業
電気の配線工事(洗濯機やテレビ)
不用品処分
車やバイクの運搬
ピアノの運搬
以上の事項について確認した後、引っ越し作業の説明をしてもらいます。
当日の作業内容、スケジュール
業者の特徴を生かしたサービス内容の説明
引っ越し約款の説明
引っ越しに必要な資材の説明
見積もり料金の算出
見積書の作成
無料ダンボールの説明と受け渡し
まとめ
引っ越しの訪問見積もりを行うメリット、デメリットについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 訪問見積もりを取ると、正確な料金が早くわかる
- 引っ越しに関する情報が明確にならないと、訪問見積もりはできない
- 引っ越しに関する情報が明確だと、料金交渉しやすい
訪問見積もりは口頭では伝わりにくい部分を目で見てもらい判断できる良い機会です。
また、業者の営業のかたに会うことで、値引きをしてもらえたり会社の雰囲気や人柄もわかりやすいです。
特に引っ越しまでの時間がないかたは、料金交渉と即決もしやすいため訪問見積もりをおすすめします。