引っ越し時の家財が入る前にバルサンを使うと良い、と言われます。
最近では有料で入居前の害虫駆除は必須とされている管理会社も増えています。
一方では、バルサンは準備と片付けが大変、ペットを飼っているからなかなかできないという声もあります。
今回は引っ越し時にバルサンを使うタイミングと効果、注意点を紹介します。
引っ越し時にバルサンをする効果とメリット
引っ越し時には家の家財がまだ運ばれていないため、普段タンスの裏や冷蔵庫の下にいるような害虫にもバルサンの効果が期待できると言われます。
管理会社が害虫駆除をする物件も増えていますが、心配な場合は自分でもバルサンをすることをおすすめします。
バルサンは哺乳動物に安全性が高い成分を使用しています。
用法、用量を守って使用し、使用後に掃除機をかけて軽く床を拭きましょう。
また、小さな子どもがいる家庭におすすめのバルサンも販売しています。
建物にもよりますが、バルサンをした後は家の中で害虫を見なくなったと言うかたも多くいます。
生命力のあるゴキブリのような害虫に効果があると、他の害虫も拡散されたバルサンの影響を受けて駆除できる可能性があります。
特に梅雨の湿気で家の中の湿度が上がるとダニの繁殖が活発になります。
引っ越しに関わらず暑い夏を迎える前にバルサンをして様々な害虫駆除ができるのは大きなメリットです。
また、引っ越し時にバルサンを使用した場合、もう一度、約半月後くらいにバルサンをするとさらに効果が上がると言われます。
弱った害虫を完全に殺虫することができるため、おすすめの方法です。
また、害虫によってバルサンも様々な種類があるため、Webサイトで調べてみることをおすすめします。
引っ越し時にバルサンを使うタイミング
バルサンの効果を得るには、引っ越し前のタイミングで使用することです。
家の中のドアは全て開け、窓を閉め切りバルサンをします。
家財がない状態でバルサンをすると、カバーをかけたり拭き掃除の手間がかからず準備も簡単にできます。
特にお子さんのいるご家庭の場合、入居前に使用して害虫からお子さんを守りましょう。
例えばゴキブリの駆除の場合、バルサンの効果を高めるためには、再び10日~2週間後にバルサンをします。
一度目のバルサンでゴキブリが弱り、産まれた卵から孵化したばかりのゴキブリを駆除するためにも約2週間後にもう一度バルサンをしましょう。
バルサン使用後は窓を開けて部屋の中の換気扇をつけましょう。
バルサン後にゴキブリや他の害虫を見つけたらビニール袋などに入れて処分します。
掃除機などで吸い込んだ場合、中で卵が孵化する恐れがあるため、掃除機で吸い込まないよう、注意してください。
目立った害虫の処分が終わり次第、掃除機をかけます。
使用後は薬剤が壁や床に付着していますが、薬剤は日光で分解されてしまうため、問題ありません。
赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭ではクイックルワイパーなどを使用してふき掃除をすると良いでしょう。
また、バルサンはどの時期に使用しても効果が得ることができると言います。害虫は暖かく、湿気のある場所を好むため、特に夏場は二回続けて使用すると良いでしょう。
バルサンをする時には管理会社や大家さんに一言連絡しておきましょう。
引っ越し時にバルサンを使う際の注意点
バルサンを使用する際は、家に適したバルサンを用意しましょう。
また家の広さや好みの始動方式、対象とする害虫によってタイプも様々です。
引っ越し時にバルサンを使用するのは準備や片付けがとても楽です。
使用前には窓を閉めて家全体を密閉し、使用後は窓を開けて30分程換気をしましょう。
換気が済んだら掃除機をかけて軽くふき掃除をします。
使用後、床やじゅうたん、たたみにダニ類の死骸が落ちることがあります。
赤ちゃんや小さな子どものいる家庭は特に気を付けましょう。
死骸もアレルギーの原因になるため、必ずバルサン使用後は、掃除機をかけて拭き掃除をしましょう。
窓を閉め切る時間はバルサンのタイプによって様々ですが、煙の出るタイプが最低2~3時間、水ではじめるタイプが最低2~3時間、ノンスモーク霧タイプが1時間以上です。
締め切る時間があまり短いと効果が出にくくなります。
妊娠しているかたが直接バルサンに携わる作業は避けましょう。
バルサン独自の匂いがあり、妊娠中は臭いに敏感になるため、気分が悪くなる可能性があります。
また、バルサンは煙の拡散で害虫を駆除するため、煙感知型の火災警報器、微粒子を感知するタイプのガス警報器に反応することがあります。
使用の際には必ず警報機を袋などで覆いましょう。また、使用後には元に戻すことを忘れないようにしてください。
動物や植物は必ず家の外に出して使用しましょう。
また、昆虫類も家の外に出し、バルサンを使用開始して換気後、3日間はベランダに置くなどして、家に置かないようにしましょう。
まとめ
引っ越し時にバルサンを使うタイミングと効果、注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越し時は家財がないため、バルサンをしやすい
- バルサンを使用後は、必ず掃除機をかける
- 用法、用量、注意点をよく理解して使い、続けて2度使用すると効果が得られやすい
引っ越し時にバルサンをするのはとても良い機会です。
家財が入ってからは準備と後片づけに時間と手間がかかり、そう思うとなかなか手を付けることができません。
また、バルサンをすることも大事なことですが、普段からまめに掃除をすることも害虫を家に入れない家づくりの基本です。
部屋の掃除、食事の後片付けなど生活の基本を行い、家を清潔に保ちましょう。