自分で引っ越しをするメリット、デメリット

引っ越しは自分でももちろんできますが、自分でするには様々な方法を知ることや注意点があり、知らないで行うと後で大きなトラブルを招く可能性があります。
　
今回は自分で引っ越しをするメリット、デメリットを紹介します。

自分で引っ越しをするするメリット、デメリット

自分で引っ越しをするメリットは何と言っても料金の安さです。

特に近隣に引っ越しの場合、自家用車やレンタカーを借りて荷物の運搬をするととても安い料金で引っ越しをすることができます。
　
また、自分で全て行うため、時間に縛られず、荷物の梱包の際も気を使わずに作業できます。

時間に余裕があるかたや荷物が少ないかたにはおすすめの方法です。
　
自力で引っ越しをする場合の主な費用の内訳は、レンタカーのレンタル料金やダンボール等の資材の料金、交通費（ガソリン代や高速料金）です。

これらが最低限かかる料金ですが、業者に依頼するより安く抑えることができます。
　
ただし自力とはいえ、手伝ってもらった知人や友人へのお礼はとても大切です。

現地までの交通費や食事代などを考えてお礼をきちんとしましょう。

知人や友人にもお付き合いの度合いはありますが、「親しき中にも礼儀あり」ということを忘れずにすることです。
　
一方で、自分で引っ越しをするデメリットもあります。

一つはプロが行う場合と比べてトラブルが起きやすいということです。

主に家電や家具をぶつけて傷付けてしまったり、引っ越し先の壁に穴を空けてしまうというケースが多くあります。

また、荷積みや荷卸しの際に時間がとてもかかり、疲労が溜まることもデメリットです。

週末のお休みの間に引っ越しを済ませようとして予定を組んだにも関わらず、結局時間がかかってしまい週末を越しても終わらなかったというケースです。

自分で引っ越しする際には、周囲の養生に細心の注意を払い、荷物をできる限り減らし、時間に余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
　
料金が安く抑えることができる分、自力の引っ越しは作業に入る前の準備に時間をかける必要があります。

人員やレンタカーの手配、梱包資材の準備、交通ルートの確認など、やらなくてはいけないことが山ほどあり、自分で予測できる範囲以外にも気を配る必要があります。

また安全に引越しをするには、経験者に手伝ってもらうことが一番です。

経験者の様々な話にきちんと耳を傾けて対処することでずいぶん引っ越しが楽になります。

自分で引っ越しをする際によくある失敗

自分で引っ越しをする際の失敗は様々ですが、荷物につけてしまった傷等を補償がないために、修理や交換ができずにあきらめるしかないことです。

業者に依頼した場合は補償があるため修理や交換ができます。

また、自分のものを傷つけたならまだしも、引っ越し先の建物の傷は不動産屋に話をして修理をするしか方法がありません。

この場合の修理費用はもちろん自分で支払うことになるため、荷物を運び入れる時は厳重な注意が必要です。

また、プロはスムーズな荷物の梱包や運搬の手順をよく理解して熟練されていますが、素人の場合は手順も悪く全てが試行錯誤で行うため、作業に多くの時間がかかってしまいます。
　
引っ越しは、荷造り、片付け、荷積み、運搬、荷下ろし、設置、荷解きなどの幅広い作業の他に、ガスや水道、電気の手続きもあり、家族や友人に手伝ってもらったとしても予定どおりには進みません。
　
また運搬中の道路の混み具合もスムーズとは限らないため疲労が溜まり、荷積みや荷下ろしの際には相当の注意が必要になります。

週末だけでは終わらず、しばらく片付かない部屋のままで過ごすことにもなりかねません。
　
自分で引っ越しをする場合、料金は抑えることができますが、その分時間と労力はかなりかかるということを頭において、業者に依頼する引っ越しと比較するとよいでしょう。