平日と土日による引っ越し料金の違い

引っ越し業界では引っ越し料金が安い時期と高い時期がはっきりしています。

土日は引っ越しの希望が多いため、元々料金設定が高めです。

最近は土日の引っ越しを避け平日に都合をつけて引っ越しをするかたも増えています。

今回は、平日と土日による引っ越し料金の違いを紹介します。


平日と土日による引っ越し料金の違い

平日と土日による引っ越し料金の違い

引っ越しをしようと思う時、多くのかたは時間を作ることができる週末を考えます。

引っ越しにはまとまった時間が必要になるため、土日祝日に人気が集まりやすく、料金が高くなります。

特に土曜日に引っ越しをして、日曜日に後片付けをするかたが多く、予約が集中するため料金が上がります。

1週間のうちで、平日が一番料金が安く、次が日曜日、一番料金が高いのは土曜日です。

また、月末と月初も料金が高めの傾向で、これは賃貸契約の切り替えのタイミングによるものです。

新居の契約と旧居の契約の間で家賃が二重にならないために月末は引っ越し業者が忙しくなります。

平日と土日による引っ越し料金の差(関東~関西間の引っ越し)

平日月曜~木曜 約54,000円
金曜日 約60,000円(月曜~木曜の10%アップ)
土曜日、日曜日、祝日 約85,000円(月曜~木曜の60%アップ)

さらに、平日の中でも安い時間帯を利用すると良いです。

料金が最も高いのは午前中、次に午後の早めの時間帯、最後に最も安い料金設定はフリー便です。

フリー便は、時間を決めずに引っ越し業者に任せて引っ越しを行います。

フリー便の場合でも前日までにはおよそどの時間に引っ越しをするか連絡をもらうことができます。

引っ越しのために仕事の休みを十分もらったかたや、普段から時間のあるかたにはフリー便が大変おすすめです。


平日に引っ越しをするメリット、デメリット

平日と土日による引っ越し料金の違い

平日の引っ越しは料金を抑えることができるのが大きなメリットです。

元々料金設定が低い平日ですが、予約の件数が少ないとさらに料金の交渉をすることも可能です。

時間にも余裕があり、融通が利くため、開始時間なども自分の希望が通りやすいです。

土日だと午前、午後、夕方全ての時間帯の引っ越しが予定されているため、とても業務が忙しくなります。

また、引っ越し作業が昼過ぎに終わると役場などに行くことができるため、手続きを同時に済ませることができます。

様々な届けの手続きのために別に休みをとる必要がなく、時間を有効に使うことができます。

また、平日はゴミの処分もしやすく、両親や兄弟に手伝いを依頼しやすいなどの利点があります。

さらに平日は近所の在宅率が低く、車や人の出入りも比較的少ないため、作業がスムーズです。

平日にお休みをとりにくいかたにとってはデメリットが大きいです。

平日は仕事の業務が大変忙しいため、一日休むことで仕事が溜まります。

また、休み明けに溜まった仕事の片付けも必要です。

仕事をしているかたは、周りにもなるべく迷惑がかからないようなスケジュールを組む必要があります。

また、引っ越ししてすぐに近所のかたへの挨拶ができない場合もあります。

日中引っ越しが済んでもその後近所のかたも留守の家が多く、すぐに挨拶回りをすることができません。

平日の引っ越しは、料金面で大きなメリットがありますが、デメリットを考えると様々な場面で配慮が必要です。

どのようなことでもメリットとデメリットがありますが、平日の引っ越しをする上であらかじめ考えておくことをおすすめします。


土日に引っ越しをする際の注意点

平日と土日による引っ越し料金の違い

土日に引っ越しを希望するかたは、予約が取りづらいため注意が必要です。

土日は引っ越しの希望が多いため、早めに予約を入れようと連絡をしても、すでに予約が埋まっていることも多くあります。

土日の引っ越しの際は、道路の渋滞が予想されるため、時間どおりに引っ越しが終わらないこともよくあります。

荷物到着よりも一足先に新居に到着する必要もあるため、当日は車の利用を避け、できる限り公共の交通機関を利用して早めに到着しましょう。

また、繁忙期の土日には作業の質の低下が予想されます。

忙しい時期はアルバイトの作業員が増え、社員教育に力を入れている業者でも、手が行き届きません。

経験の浅いアルバイトの作業員が増えると、ミスに繋がることが予想されます。

荷物によって質の高い作業でないと難しい場合は、平日の余裕のある時間帯を選びましょう。

さらに、引っ越し日と同時に購入した家具や家電を配送してもらうことがありますが、土日祝日の配送は道路が混雑するため時間が約束できないケースもあります。

引っ越し先の周辺道路や駐車スペースに余裕があれば良いですが、狭い場所の場合はトラックが行き交い迅速な作業ができません。

購入した家具や家電の配送日は道路の混雑しない日や時間帯を選ぶと安心です。

また、万一引っ越し当日に届かないことも視野に入れて、準備をしておくことも必要です。


まとめ

平日と土日による引っ越し料金の違い

平日と土日による引っ越し料金の違いについて見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 土日と平日では料金に大きく差がある
  • 平日の引っ越しは料金が抑えられるが、ことだが、都合をつける際に周りへの配慮が必要
  • 土日の引っ越しは平日に比べて作業ミスが多い点に注意

平日と土日を比べるとどちらにもメリットとデメリットがあり、選ぶ基準はそのかたそれぞれです。

ただし、平日と土日でどちらにも必要なことは、周りへの配慮と準備です。

平日の時間のある日中に引っ越しをする場合でも、荷造りの準備ができていなければ時間がかかります。

また、平日で料金を抑えることができても、仕事に遅れては本末転倒です。

どちらを選ぶ場合でも、周りに配慮しながら準備をきちんとしておきましょう。