3月は引っ越し業界が最も忙しいと言われる繁忙期です。
1年の約3割~4割近い引っ越しがこの時期に集中すると言われます。
繁忙期はできるだけ避けたいと思っていても、急な転勤で引っ越しが必要な場合もあります。
今回は3月の引っ越しはどれくらい多くの引っ越しがあるのか、また3月の引っ越し費用を安くする方法を紹介します。
3月の引っ越しはどれくらい多い?他の月との件数の違い
3月は会社の中での移動に伴い、引っ越しの件数が年間の中でも最も高い月です。
また、入社や入学を控える若いかたたちの一人暮らしも始まる時期です。
日本全国の年間の引っ越し件数は住民票の異動を基に約740万件以上と言われます。
中でも3月と4月にかけて引っ越しはピークを迎えます。
また、年間の引っ越し件数に対して、3月の引っ越しは一番多く約17%、続いて4月が約13%です。
この割合は、2か月間で年間の引っ越し件数の約3割になります。
さらに、他の10か月間の平均は6%~8%弱になり、引っ越し件数の差が激しいことがわかります。
これらのことから、転勤、入社、入学が次月の4月に集中しているため3月に引越しが集中してしまいます。
ただし、3月の中でも本当に忙しいといわれる日は3月第3週~月末までで料金も一番高くなります。
この時期は入学と比較すると入社するかたの引っ越しが多く、身の回りの準備にも時間がかかるため引っ越し業者へ依頼するケースがとても多いです。
また、大手企業では引っ越し費用を負担してもらえる企業があり、会社指定の引っ越し業者への依頼も集中します。
3月でも引っ越し費用を安くする方法と4月まで待つと安くなる金額の目安
3月の引っ越し費用は年間で最も高いといわれ、単身(同都道府県内)で約60,000~70,000円、ファミリーでも約110,000円程度になります。これは約通常の2倍で日程によっては費用を下げることは難しいです。
しかし3月の中でも後半の最後の一週間が一番ピークですが、3月前半の平日は3月の中でも日程に余裕がある場合があります。
一括見積もりサービスを利用して数社の見積もりを取り、3月前半の平日のスケジュールを確認することをおすすめします。
また、一番のピークの3月20日~4月5日頃までを過ぎると引っ越しのスケジュールに余裕が出てきます。
4月中旬は春休みシーズンが終わり引っ越し業者のスケジュールも落ち着いてくる頃です。
ただし、4月は後半の祝日もあり、上旬は繁忙期なため、見積もりはできる限り早めに取りましょう。
引っ越しする際のポイントは、荷物量をできるだけ減らすことです。
大きな家具は引っ越し先で購入すると費用はだいぶ下げることができます。
また、段ボールに荷物だけの場合は、宅配便を活用して引っ越しをすることも可能です。
この場合も、引っ越し先で大きな家具や家電を購入することで費用を下げることができます。
まとめ
3月の引っ越しはどれくらい多い?3月でも引っ越し費用を安くする方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 年間引っ越し件数の約3割が3月と4月
- 春休み中は3月の中でも最も繁忙期のピークに当たる
- 4月の中旬の平日は比較的引っ越し業者の日程が落ち着いている
3月の繁忙期は引っ越し業界が一番忙しい時期です。
会社や学校の動きに合わせて引っ越し業者も忙しさのピークを迎えます。
普段の生活をしながら引っ越しの作業をすすめなくてはならないため、業者に依頼するかたも多くいます。
この時期は、一般的に忙しくやることが多いため、時間を有効的に使う努力をしましょう。
中でも、引っ越し業者に任せるだけでなく、自分でできることはないか常に考えて動き、自分に合った引っ越しを見つけましょう。