近距離の引っ越しは遠距離に比べて様々な方法で費用を抑えることができます。
近場への引っ越しの場合は、自分でレンタカーを借りて引っ越しをするのが当然一番安いと思われがちですが、時間や労力を使い過ぎては結果的に安いとはいいがたいです。
今回は近距離の引っ越しで費用を安く抑える方法を紹介します。
引っ越し先との距離と引っ越し費用の関係
引っ越し費用は移動する距離によって基礎運賃が決まります。
基礎運賃とは、国土交通省が定める「標準引越運送約款」をもとに、「時間制運賃」または「距離制運賃」のどちらかで料金が決まります。
時間制運賃とは、引っ越しの作業時間で料金を算出します。
4時間または8時間の基礎時間によって設定され、1時間を超えるごとに追加料金がかかります。
距離制運賃とは、トラックでの移動距離によって料金を算出します。
基礎距離100㎞を超過すると追加料金がかかります。
時間制、距離制のどちらも移動距離が長距離になるほど料金が高くなります。
5月~2月の距離による引っ越し費用の相場(オプション料金は含まれない)
単身で同都道府県内の引っ越し(荷物少なめ)の場合 約22,000円
同条件遠距離の引っ越し(500㎞以上)の場合 54,000円
近距離と遠距離では約倍程の料金の差があります。
また、引っ越し料金を安くするには各社の比較が必要です。
各社を比較するには、引っ越し一括見積もりサービスを利用することをおすすめします。
近距離の引っ越しで費用を安く抑える方法
引っ越し業者に依頼した場合、通常近距離の引っ越しは長距離に比べ約半額程度の料金になります。
さらに引っ越し費用を抑えるには引っ越しの時期や時間帯の変更、またはオプションサービスの削減が必要になります。
引っ越し料金の時期による違い
5月~2月の通常期
単身で同都道府県内の引っ越し(荷物少なめ)の場合 約22,000円
3月、4月の繁忙期
単身で同都道府県内の引っ越し(荷物少なめ)の場合 約31,000円
引っ越し料金の曜日による違い
平日県内で家族の引っ越し 83,000円
土日県内で家族の引っ越し 86,000円
引っ越し料金の時間帯による違い
午前中 108,000円
正午~15時 84,000円
15時以降 92,000円
業者に依頼する場合の近距離の引っ越しで費用を抑えるには、5月~2月の平日の午後からのスケジュールで引っ越しを依頼すると良いでしょう。
また、月の半ば、週の半ばも比較的料金が安くなります。
レンタカーを借りて自力で引っ越しをする場合
近距離の場合、レンタカーを借りて自分で引っ越しをするかたも多くいます。
引っ越し業者に依頼する場合と比較してみましょう。
レンタカーと引っ越し業者の費用
レンタカー費用(ハイエースの場合) 約15,000円
引っ越し業者 21,000円
一見、レンタカー費用は安くて費用がかからないように見えますが、自力の引っ越しは時間がかかることや運搬の際に万一傷がついてしまっても保証がないためリスクが大きいです。
引っ越しの準備も業者に依頼するよりやることが多いため、比較的時間があるかたにおすすめします。
自力で引っ越しをするには、環境や引っ越しに必要なアイテム、人員の確保が揃っていると比較的安全で短時間で引っ越しができます。
自力で引っ越しがしやすい条件
現地と引っ越し先に複数のエレベータがある
建物の玄関前にトラックを置くスペースがある
大きな台車が用意できる
お手伝いの人数確保ができる
まとめ
近距離の引っ越しで費用を安く抑える方法について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 業者に引っ越しを依頼した場合の近距離の料金は遠距離の約半額程度
- 近距離の引っ越しをさらに安くするには、混みあう時期や時間帯を避ける
- 自力の引っ越しは費用が安いが、時間や労力がかかる
近距離の引っ越しは費用を抑えやすく、自力の引っ越しも可能です。
どのような方法を選ぶ場合でもWebサイトの一括見積もりサービスを利用することをおすすめします。
利用者の声や様々な引っ越し方法を調べ、自分に合う引っ越しを見つけましょう。