ペットを飼っているかたは引っ越しには気を使います。
人間も慣れない場所に行くことで不安や眠れないことがあるくらいです。
ペットは特に自分の居場所を大切にするため、引っ越し前後は戸惑うことも多いです。
今回はペットの引っ越しをする方法と引っ越し前後の注意点を紹介します。
ペットの引っ越しをする方法(飼い主と一緒、ペットのみ引っ越し)
ペットと飼い主が一緒に引っ越しをするには、自家用車などに乗せて移動するか、公共機関を利用して移動するかのどちらかの方法です。
自家用車に乗せることができれば問題ありませんが、公共機関を利用する場合、キャリーケースが必要になります。
キャリーケースには規定があり、縦、横、高さの3辺の合計が90㎝、総重量10㎏までのため、中型犬くらいまでの犬を運ぶことは可能です。
ただし飛行機が必要な場合、犬種によっては長時間の運搬を断られる場合があるため、確認が必要です。
また、引っ越し業者にペットだけの運搬を依頼することも可能です。
ただし、引っ越し業者に依頼した場合でも実際運搬するのは提携先の専門業者が請け負うため、利用するにあたって別に規約があります。
引っ越し業者にペットの運搬を依頼する場合の規約の一例
予約は基本的に一週間以上前にする
料金の算出は、旧居から新居までの距離、ペットの種類、サイズなどで算出する
犬、猫以外のペット(鳥、爬虫類、熱帯魚)なども地域によって輸送可能
料金の支払いは銀行振り込み
離島は輸送対象外とする
キャリーケースやケージの有無を申告する(レンタルケージの利用可)
複数のペットの運搬も相談による
遠距離の引っ越しで自分で運ぶことができない場合、ペット専門引っ越し業者に尋ねてみましょう。
乗り物に弱いペットやストレスが気になる場合は途中でペットホテルに立ち寄ってもらうことができるサービスなども用意されています。
ペットの引っ越し前後の注意点
ペットの引っ越し前後には注意点がいくつかあります。
動物病院に行く
今まで住んでいた場所で通っていた病院がある場合、引っ越しをする前に一度病院へ行きましょう。
現在の健康状態を診察してもらい、薬が必要であれば薬を処方してもらうと安心です。
また、新居に引っ越しをしてから再び病院にかかる前に紹介状を書いてもらうこともおすすめです。
新居に移る前にあらかじめ動物病院を確認しておくことも必要です。
新居に着いてからの迷子や脱走
ペットは引っ越しの理由がわからないため、慣れるまでには時間がかかります。
新居の中では落ち着かず、慣れるまではウロウロしてしまうこともよくあります。
引っ越しをして間もない間はケージやキャリーバッグを用意し、ペットが少しでも休むことができるようにしましょう。
中には不安で突然家を飛び出してしまうことがあるため、家の戸締りには十分注意が必要です。
散歩をして仲間を作る
新しい土地に来てペットも飼い主も不安がありますが、散歩を利用してお互いの仲間を作りましょう。
仲間を通じて動物病院を紹介してもらったり、良い散歩コースを教えてもらうなど、飼い主にとっても新しい土地に慣れるチャンスです。
自分一人では歩かない場所も、動物と一緒に楽しむことができます。
家の中に十分慣れることができたら、散歩をして新しい土地で仲間を作ることをおすすめします。
まとめ
ペットの引っ越しをする方法と引っ越し前後の注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ペットを公共機関を利用して運搬する時はケージの大きさや重さを守る
- 引っ越し前後にはペットの病院を調べておく
- ペットが早く新しい場所に馴染むよう、落ち着いたら散歩に出るとよい
ペットと引っ越しをするのは意外と大変なことです。
ペットは引っ越しをする理由もわからず新しい場所で生活をしなくてはならないため、はじめは落ち着きません。
運搬の途中でも飼い主は気を抜くことができず、無事に新居に到着するまで不安にもなります。
引っ越し後は十分静かな環境を作り、ペットが慣れて生活できるまでゆっくり待ちましょう。