いくら新しい家に住んでも害虫は気になります。
また、家の環境は病気の元にもなりやすく、小さな子どものいる家などは、気を付けて家を選ぶ必要があります。
今回は、引っ越し時の害虫駆除サービスの内容と料金相場、注意点を紹介します。
引っ越し時の害虫駆除サービスの内容と提供企業、料金相場
引っ越し時の害虫駆除には、移動中のトラック内でできる害虫駆除と、引っ越し先の家の害虫駆除の二種類があります。
引っ越し先の虫の駆除が依頼できるダスキン
ダスキンでは引っ越し時に「引越しムシ駆除サービス」と駆除サービスに除菌サービスを追加したサービスを行っています。
不快害虫(ゴキブリなど)が好む餌に駆除剤を混ぜ、生息していると思われる場所に餌を設置します。
また、畳やカーペットの部屋のダニに効果的な薬剤で駆除します。薬剤は人体への影響のないものを使用しています。
さらに除菌プラスのサービスは、人がよく触れるドアノブや蛇口の取手、電気のスイッチなどを重点的にアルコール除菌し、最後はカバーをかけます。
引越しムシ駆除サービスの料金相場
マンションや集合住宅の場合
2LDK以下 16,000円~
3LDK~4LDK 21,000円~
一戸建ての場合
2LDK以下 28,000円~
3LDK~4LDK 28,000円~
除菌プラス
2LDK以下 プラス3,240円
3LDK~4LDK プラス3,240円
引っ越し業者の虫の駆除サービス
引っ越し業者の中でも、サカイ引越センターやアリさんマークの引越社では、荷物の中に入り込んでしまった虫を殺虫、消毒することができるサービスがあります。
作業は荷物を積み込んだ後の車の移動中に行い、トラックの荷台の中で殺虫と消毒をします。
たまにしか履かない靴やクローゼットに入れてある衣類の中の害虫を薬剤散布をすることで殺虫します。
しかし、この作業はトラックの移動中にするため、短距離の引っ越しではできません。
移動時間が30分以上ある場合は殺虫することが可能なため、旧居で害虫を見た場合はおすすめです。
引っ越し時に害虫駆除サービスが必要になるケースと注意点
引っ越し時に害虫駆除サービスが必要になるのは、建物の材質や構造、建物の周囲の環境によります。
1階が飲食店の建物
建物の1階に飲食店が入っている建物の場合は害虫が住み着いてしまうケースが多いです。
飲食店では大量の生ごみが出るため、それを餌にして害虫が住み着いてしまいます。
畑や川の横
虫は水を好むため、川の近くなどには多くの虫が発生します。
畑や川の近くは羽虫も多く生息し、羽虫を餌としているムカデなども家の中に侵入してしまいます。
山の近く
山の近くには畑よりもさらに虫が多くいます。
ダンゴムシやアリ、ヤスデなどの小さな隙間から侵入することができる虫が多くいます。
木造の建物
木造の家はコンクリートに比べ虫が住み着きやすく、古い家にはシロアリなどが多くいます。
そのため入居前のクリーニングは必ず必要です。
備え付けの家具が古い
備え付けの家具が古い場合、内部に虫の卵が産みつけられている場合があります。
特にエアコンは外から内部に入りやすいため、簡単に虫が入ることができます。
網戸や床に隙間がある
建物が古い場合、網戸や床に隙間ができています。
家に出る多くの害虫の侵入経路は窓や床の隙間からと言われます。
上記の環境に近い場合は、害虫駆除を行うことをおすすめします。
引っ越し前にする場合は引っ越し業者に依頼をしてトラックの中で駆除を行うことができます。
また、引っ越し後の場合は引っ越し先の不動産会社に依頼をしておきましょう。
まとめ
引っ越し時の害虫駆除サービスの内容と料金相場、注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越し時の害虫駆除は、引っ越し先への移動中のトラックの中でもできる
- 建物の材質や環境によって害虫の数は異なる
- 害虫の好む環境に住んでいる場合は、害虫駆除を行う必要がある
害虫駆除を行う時の家財のダメージが気になる場合は、基本的にはダメージは受けませんが、細かいものはダンボールに入れて保護をしましょう。
また植物や動物は必ず外に出して燻剤などに触れさせないようにしましょう。