引っ越しをすると家族全員の生活が変わりますが、幼稚園もその一つです。
また、公立小学校や中学校と違い、幼稚園は空きがなければ転園することができません。
今回は、引っ越しをして幼稚園を転園する際の手続きと注意点を紹介します。
引っ越しをして幼稚園を転園する際の手続き
幼稚園の子どもを持つ家庭では、引っ越しの際に引っ越し先の幼稚園を考える必要があります。
公立小学校や中学校とは違い、幼稚園に途中から通うためには定員に空きがあるか調べる必要があります。
引っ越しが決まり次第、幼稚園の空きの状況を確認しましょう。
また、幼稚園の転園の場合、入学金が必要になるため、費用の確認をしておきましょう。
幼稚園の場合は園服が変わるため、園服の購入も必要です。
費用の確認や必要なものを調べておくと良いでしょう。
幼稚園の転園に必要なもの
新しい幼稚園用の入園願書
住民票
在園証明書(現在通う幼稚園で書いてもらう)
幼稚園の転園手続きは地域によっても異なる場合があります。
自治体のWebサイトなどで確認してください。
幼稚園の見学
幼稚園はその幼稚園によって特色は様々ですが、子どもによっては慣れるための時間が必要です。
そのためにも実際幼稚園に見学することをおすすめします。
見学先の幼稚園であらかじめ先生と話をしておくと、子どもにとっても安心です。
幼稚園のバスのことや、夕方の預かり保育の有無など、幼稚園を決める際に情報を知っておくと良いでしょう。
引っ越しをして幼稚園を転園する際の注意点
引っ越しの際にやむを得ず転園をするかたも多くいますが、転園で一番困るのは費用です。
新しい幼稚園で全て新しいものを購入することは金銭的に負担になります。
見学に行く時などに、制服や幼稚園で使用しているものの貸与、または指定のもの以外のものの使用ができるのか、聞いておきましょう。
幼稚園によっては、卒園生の制服などをバザーで販売していることも多く、利用できる可能性があります。
また、子どもに引っ越しの話をわかるようにきちんと説明しておきましょう。
子どもだからと言って「まだ理解できない」と思うことはありますが、実際通う子どもから見れば、突然知らない場所へ毎日通うことになってしまいます。
わからないからと言って説明もしないまま、転園をさせることは避けましょう。
引っ越し後の転園する際には子どもに幼稚園の様子を聞き、家族として不安を取り除いてあげましょう。
さらに、子どもがお友だちと仲良く幼稚園で過ごせるか心配なかたも多いです。
子どもは親の姿をよく見ているため、大人たちが積極的に周囲のかたたちと関わると良いです。
すでにできているグループに入るのは勇気のいることでもありますが、子どもは周りの雰囲気によく馴染みます。
周囲のかたたちと円満な関係を続けていくために、はじめは基本的なあいさつをして仲間づくりを積極的にしていきましょう。
幼稚園を転園する際に、クラスのお友だちに挨拶としての簡単なギフトを渡すかたもいます。
幼稚園それぞれ違いがあるため、渡したいと思うかたは、一度主任の先生などに尋ねてみましょう。
転園の際のギフトは子どもの喜ぶもので一人200円くらいが目安です。
ハンカチやティッシュなどの毎日持ち歩くことができるものが喜ばれます。
お菓子などはアレルギーのある子どももいるため、避けた方が無難です。
まとめ
引っ越しをして幼稚園を転園する際の手続きと注意点について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 転園をする際は、すぐに空き状況を確認する
- 転園を予定しているかたは、見学に行ってみると良い
- 転園する際は、園服などが変わるが、新しいものを揃える前に幼稚園に卒園生のものの販売がないか確認する
幼稚園を転園すると、子どもは様々なことが変化するため疲れているように見えます。
実際子どもにとっては一日うちの数時間を過ごす空間でもあるため、環境の変化によってケアが必要なこともあります。
家族も周りが変わると緊張する日々ですが、必要以上に不安がらず、前向きに過ごしましょう。