引越しをする際に家族や知人にお手伝いをお願いすることはよくあることです。
しかし人の荷物を運ぶということは相手にしてみるとかなり気を使うことになります。
今回はできるだけ気持ちよく引っ越しを終えるために、引越しの手伝いをしてもらう時の心構えや注意点、お礼について紹介します。
引越しの手伝いをしてもらう時の心構えや注意点
「引越の協力はしたいけど、あまり踏み込み過ぎても」「何となく責任が重い」このような話はよくあることです。
頼む方も、頼まれる方も引越しを気持ちよく終わらせたいのが本心です。
いくら気の知れた仲であっても、家の中の荷物を運ぶのですから気を使います。
友人や知人に引っ越しの手伝いをお願いするときは、相手が自分の荷物を壊してしまったり、傷をつけてしまったりしても頼んだ自分に全て責任がある、という気持ちでお願いしましょう。
壊れて困るものは先に自分で片付けておくことです。
プロの引越し業者とは違い、時間はかかり、苛立つことがあったとしても所詮素人だということを忘れないでください。
たとえ作業が雑で遅かったとしても、相手も時間を割いて引越しの手伝いをしているため、全ての責任はこちらにあります。
友人や知人に頼む場合のトラブルは、すべて自分にあることを確認して行う様にしましょう。
よく考えて不安であれば引っ越し業者にお願いすることです。荷積みの作業スピードと手際の良さは引っ越し業者に依頼する方が安心できます。
また、気持ちよく作業をしてもらうために前日に電話をし、相手の都合をもう一度確認します。
電話の際にも「明日はよろしくお願いします。」と相手に伝えることがとても大切です。
作業をを始める前には、「今日は今から始めて~時までお願いします。」ということを先に伝え、気持ちよく作業ができるような配慮が必要です。
荷積みや荷造りが万一終わらず時間が相当かかったとしても、来てくれた時に終わりの時間を伝えておくと相手が安心します。
作業に関しての注意点は、大事なものの入った箱、新居ですぐに取り出したいものの箱は必ず手伝ってくれる人全員に伝えましょう。
いくらダンボールに記入しておいても、作業中に紛れ込んで先に荷積みしてしまわないようにするためです。
最後にわかる場所に積んでもらう様に伝えておくことが大事です。
作業が終わらずに終わりの時間が来たときは一旦作業の手を止めて、区切りの良いところまで手伝ってもらい、気持ちを切り替えて終わらせることも重要です。
大事な休みを空けてもらっているため、最後は気持ちよく終わらせることで相手との関係も崩さずに信頼が増します。
引越しを手伝ってもらった時のお礼の渡し方や相場
お礼の渡し方は、できるだけ早めに感謝を形にするために、作業が終わったら食事に誘うというかたも多いです。
ただ「ありがとう」と言って現金を渡すよりも、仲の良い知人や友人の場合は食事が喜ばれます。
何かものを用意できる場合は前もって購入しておき、作業が終わったら持ち帰ることができるようにしておきましょう。
また、商品券や現金もよいですが、相手に合わせたお礼を用意することが大切です。
引越し作業のお返しは、現金よりも同じくらいの額の商品券や食事のほうが気を使わないため、おすすめです。
作業をしてくれた人達で楽しみながら食事をするときは、一人当たり5,000円前後がおすすめです。
また、もし車を借りた場合、車の持ち主にもお礼をし、ガソリンを満タンにして返すことも重要です。
電車で来てくれた人にも交通費も含めたお礼をするのが一般的です。
一般的に謝礼は、相手に感謝の気持ちを伝える手段ですが、重すぎず軽すぎずを頭に置いて用意することです。
親しき中にも礼儀ありで、いくら仲が良く、気の知れた同士だとしてもお礼はきちんとしましょう。
家族や友達の引越しの手伝いをする際の持ち物、注意点
家族や友達の引越しを手伝う場合、普段通りに行くのでは少し不安です。
すでに家の中にはものがほとんどなく、必要なものでさえ、無い場合もあります。
引越しの退去時に手伝う時にあると役立つもの
ティッシュ
マスク
持ち運びできる掃除用具
古いタオルや雑巾
トイレットペーパー
靴下
スリッパ
マジック
軍手
はさみ
ハンカチ、タオル、ティッシュはないことが多いため、必ず持参していきましょう。
また、軍手や靴下、スリッパなどは体を保護するのに必要なものです。
また、マジックは大事なものがどこに入っているのか書き記すために必要です。
意外と荷造りが終わると筆記用具やマジックは片付けてしまうので、自分のものが1本あるととても便利です。
新居に行ってすぐに開けなくてはならない箱や大事な箱には必ずわかるようにマークをつけておき、探す手間を省くようにします。
まとめ
引越しの手伝いをしてもらう時の心構えや注意点、お礼はどうする?について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 荷物に汚れや破損があっても相手の責任にしない
- 手伝ってもらった感謝の気持ちを形にする
- ハンカチ、タオル、ティッシュ、マジックなどを持っていくとよい
引越しの手伝いは最後に気持ちよく帰ってもらうということを常に忘れてはいけません。
こちらが思うよりも相手はとても気を使っていることが多く、せっかく来てもらうのでやることを明確にしておくことが必要です。
当日手伝ってもらうには、事前の荷積みもほとんど終わらせ、当日は運び出しと移動、新居での設置など、どこからどこまで手伝ってもらうのかを相手にきちんと知らせることも重要なことです。
仲の良い友人や知人だとしても、礼儀を欠かすことなく手伝ってもらえるように準備しましょう。