引っ越し当日依頼者が新居まで向かうのに時間がかかる場合があります。
業者のトラックに乗って行けば一石二鳥、と思いますがトラックの同乗は認められているのか知らないかたが多いです。
今回は、引っ越し業者のトラックに同乗できるかどうか、について紹介します。
引っ越し業者のトラックに同乗して新居に向かうことはできる?
引越トラックへの同乗は、貨物自動車運送事業法で人を乗せることはできません。
引っ越し業者は家財道具を運んで移動することしか認められません。
もし人を同乗させる場合は、旅客自動車運送事業者としての二種免許が必要です。
ただし、同乗が認められる場合があります。
引っ越し先への道案内や荷物の監視が必要な場合はトラックへの同乗が認められます。
引っ越し先への道案内は、今はナビも進んでおりほとんどの場合は必要なく引っ越し先に到着することができます。
また、荷物の監視はよほどの貴重品をトラックに積む場合ですが、それほど大きな貴重品を持っていることも少なく手持ちで十分なため監視は必要ありません。
万一同乗する必要があったとしても、事故が発生した場合の補償はないため、乗ることはおすすめできません。
アート引越センターのファミリーサルーン
大型ペットと一緒に引っ越しの希望がある場合、アート引越センターではファミリーサルーンという特殊な車両に同乗できます。
大型バスとトラックが一体になった形で九人乗車、最大積載量2.2tです。
ファミリーサルーンは引っ越し料金に含まれるため、別に料金がかかりません。
ファミリーサルーンは車両の台数が少なく、地域によって対応していない場合もあるため確認が必要です。
まとめ
引っ越し業者のトラックに同乗して新居に向かうことはできる?について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 引っ越し業者のトラックへの同乗は法律上認められていない
- 二種免許があれば同乗できる
- 道案内や荷物の監視が必要な時は同乗できるが補償がない
引っ越し先まではトラックへの同乗はできないため、電車などの公共機関や自家用車を利用する必要があります。
ただしガスや水道などの手続きを早めにするためにも、早めの移動をこころがけ、業者よりも遅れないように注意しましょう。