引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動

引っ越しをすると車を置く場所も変わり、運転免許に記載される住所も変更が必要になります。

また、遠距離の場合は自分で車を運転して行くのも慣れない土地で大変です。

今回は引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動を紹介します。


引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと手続き方法

引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動
 
引っ越しをすると、車を置く場所も変わり運転免許証に記載される住所が変わるので手続きが必要です。

特に運転免許証は本人確認の際の信用度が高く、身分証明書として有効な分、住所が正しいものであることが重要です。

このため、引っ越しをしたらなるべく早く運転免許証の住所変更をし、同時に車検証の変更手続きも済ませましょう。


運転免許証の住所変更に必要な書類

運転免許証の住所変更に必要になるものを見ていきましょう。


運転免許証

新住所を確認できる書類1通 住民票の写し、新住所の健康保険証・年金手帳、新住所に届いた消印のある郵便物、新住所が確認できる公共料金の領収書


印鑑

他都道府県からの転入による住所変更の場合、申請用の写真が必要な可能性があるため事前に確認してください。

また、変更に関する手数料はかかりません。
 

運転免許証の住所変更の手続き場所

 
運転免許試験場
運転免許更新センター
各地域の警察署
 
運転免許センターでは日曜日でも受付可能となっていることがあるため、各センターに確認してください。
 

車検証の変更手続き

車検証の手続きには「住所変更後15日以内」という期限があります。

この手続きをすることで、自動車税の納付書の送付先も自動的に変更されます。

手続きができていないことで罰則はありませんが、納付書の送付先が変更になるため必ず手続きをしましょう。
 

車検証の変更手続きに必要な書類

以下の8点が必要になりますので、確認してください。

自動車検査証
自動車保管場所証明書(車庫証明書)
新住所を証明する住民票(3か月以内のもの)
印鑑
申請書(陸運局・軽自動車検査協会で入手)
手数料納付書(陸運局で販売)
自動車税申告書(陸運局・軽自動車検査協会で入手)
委任状(代理人が申請する場合に限り)

車検証の変更手続きには下記の費用が必要になります。

検査登録印紙代350円
車庫証明証紙代2,600円(地域によって異なる)


引っ越し当日に車を運ぶ方法と注意点

 
引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動

車は引っ越しと同時に車の移動が必要です。

忙しくて運転して移動できないかたや、長距離の運転が不安という場合でも車の輸送は必要です。
 
引っ越しの際の車の輸送方法は三つあります。
 

自分で運転して行く

この方法はコストが一番かからず引っ越しの初期費用を抑えることができます。時間があるかたはこの方法が一番です。


引っ越し業者に依頼する

大手引っ越し業者、またそうでない場合でも車やバイクの輸送も行っていることがあります。

大手の場合、下請け業者に依頼していることが多いため料金設定が高めの場合があります。

依頼の際に見積もりを数社取って検討してください。
 

バイクや自動車輸送専門業者に依頼する

バイクや自動車輸送を専門とした業者があり、この場合輸送や運搬専門で業務を行っているため質の高いサービスが期待できます。

料金も引っ越し業者より割安な場合があるため、費用を抑えたいかたはこちらがおすすめです。
 
また料金やかかる日数は、車種や移動距離によって異なるため、相場にはかなり幅があります。

近隣の2~3時間の移動なら1~2万円、所有日数1~2日、遠距離で5~10時間の移動の場合は3~10万円、日数は4~5日が相場です。
 
また業者に依頼する場合、以下の点に注意しましょう。
 
ガソリンを抜いておくこと

事故防止のため、ガソリンは抜いておきましょう。

輸送前に業者が行ってくれる場合もあります。
 
引っ越し先にいつ届くのかを確認する

複数の車やバイクを輸送する場合、日数がかかることもありますので事前に確認してください。
 
車、バイクの傷、破損をチェックしておく

輸送の前には車やバイクにキズや破損がないかを確認しておいてください。

また走行道路、距離についても確認しておきましょう。
 


まとめ

引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動

引っ越しの際に必要となる車関係の手続きと車の移動について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 引っ越しの際運転免許証の住所変更をすること
  • 運転免許証の変更とともに車検証の手続きをすること
  • 車の移動には三つの方法がある

引っ越しの際の車の輸送が自分でできない場合は、引っ越し業者、輸送専門業者のWebサイトで見積もり依頼が無料でできます。

数社見積もりや輸送の際の注意点などをよく聞いて、検討してください。

車の輸送料金も繁忙期になると割高になる可能性があるため、引っ越しと併せて費用がかかり過ぎないよう見積もりを取りましょう。